活殺術 玄流


玄流について


活殺術 玄流について
 玄流は、古くから伝わる武術つまり「殺法」としての抜刀術、居合術、杖術、柔術、手裏剣術、弓術そして、現代武道である旧日本軍の抜刀術や実践合気道、拳法、護身術、そして心法と、医術として活法(蘇生術)、漢方経絡に基づく整体術などを伝える総合武道です。
 人の蘇生術を「活法」と言い、病気を治すための術である整体術、導引(現代でいう気功の源流)なども伝えるため「活殺術」と呼んでいます。
 
 また、現実的な犯罪に対処できる技と伝統武術による日本文化と精神である礼儀作法、東洋哲学である老子、孔子、仏教を統合する武士道精神を研究学習することによって広く社会貢献できる人となることを目的としています。


武術について(概説)
 鎌倉時代以前までは体系だった流派としての武術はあまりなく(注:研究では無かったわけではありません)、武術は武家それぞれに伝わる個人的、または一族のみのものであったと考えられ、多くの武術は鎌倉時代から成立し始めたと考えられています。
 
 玄流の基とする武術は、鎌倉時代の武家それぞれの武術をへて室町時代に始まる剣術を主とする総合的な武術を学んだ先祖が、その時代以降に他の流派を学び、武術技法として加えていき伝承したのが始まりと伝えられています。
 しかし、それらは流派というより非常に一族の個人的なもので、ビジネスとしての運営ではないため集団指導ではなく個人指導の伝えとなっていました。
 そのため、特定の伝統的な技の継承ではなく、生存のためだけに実戦を想定して伝承されてきました。

 それをもとに現宗家師範が現代武道や拳法を取り入れて原理原則を整理し体系建てたのが「玄流」です。
 その体系は、古くから伝わる抜刀術、居合術から合気道、拳法、護身術に至るまで武術と武器の進化、変化にともない、その共通した原理原則の体系に加えて整理されました。つまり、剣術、抜刀術から柔術、合気道に至るまで共通した原理による身体操法で行うことができます。
 これらの原理原則は、東洋武術に共通する動きの原則を人体の構造と運動学、神経機能によって分析、統一されています。
 これらの原理原則は、玄流の特徴である医術や活法においても共通です。
 祖父の代での旧日本軍の軍刀操法、昭和初期までに隆盛した柔術、現宗家の実戦の合気道である合気SAや拳法(日本、中国)などの吸収も家伝の技のこだわりや伝統技術の継承にこだわらず、時代変化とともに生きた武術を取り入れて行くという考え方にあります。


※ 玄流成立までの歴史、現代まで取り入れられた古流武術、現代武道や拳法などが、どのような縁で取り入れたかなど詳しい歴史と個別の武術については道場生専用ページで確認できます。(道場生限定)









合気道について
 玄流の併伝する合気道は「合気道S.A.」と言い、櫻井文夫師範が平成3年に設立した、合気道の流派団体です。
合気道SAは、既存の型稽古しかない合気道各派とは違い、養神館合気道創始者 塩田剛三師の
「実戦では七割が当身、三割が投げである。」
という言葉通り、合気道本来の技に、打撃を取りいれ、組手(試合)を行うことによってより実戦的な武道体系を作り上げています。

 
 櫻井師範は、合気道の達人と言われた塩田剛三師に20年間(13年間は、内弟子として)師事しました。
 元合気道養神館本部師範(生前の塩田館長が認可された本部師範六段)。養神館本部道場の他、「警視庁機動隊」「婦人警察官」「SP(警視庁要人警護)」「警視庁特殊部隊」「皇宮警察(皇室警護)」などでも指導を行っていました。
 養神館を退職後、K-1の「石井和義」正道会館館長や、修斗創始者「佐山聡」氏らと、各競技との技術交流を積極的に図った経験などから、型稽古中心の従来の合気道に組手稽古や合気打撃を加え、実践的かつ実戦的にも有効な護身術として検証し体系化した『リアル合気道』を創出しました。
 
 また、尾張柳生新陰流剣術、合気剣、合気杖、合気短刀術をそれぞれ数十年修行してきた成果からは、独自の武器術、武器取りの体系を作り上げました。平成3年に、合気道S.A.(Shoot Aikido)とその関連団体である国際実践合気道連盟を設立。
 
 近年は、リアル合気道普及に向けて、稽古指導の他にセミナーや執筆活動、ビデオ制作、テレビ番組出演など、幅広く活動中。謙虚で明るい人柄に、有意の人々が数多くまわりに集まっています。非常に哲学的な人物なのですが、多くを語るよりも身体で直接知ることの大切さを伝える武道家です。

 櫻井文夫師範は現宗家師範の恩師であり、現宗家は櫻井師範から師範 六段を允可(認定)され、関西での支部として「合気道SA関西」として認可されています。


合気道S.A.オフィシャルサイト


医術について
 玄流には、前述のように活殺術の活法として人の蘇生術、漢方経絡をもとにした整体術、現代でいう気功体操である導引術として、気導経絡体操などがあります。もともと活法は厳しい稽古や戦場で遭遇するであろう不慮の事態のため古来からの武術には伝えられている流派は少なくありませんでした。
 武術として敵を倒すだけでなく怪我や健康を回復させるという技術を有しています。これはスポーツ武道と大きく違うところといえます。整体術は、人の体にある漢方経絡をもとにしたもので体の運動と経絡を統合して施術するもので、これらの理論は導引術である気導経絡体操としてまとめられています。




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