メーカーPCのCPUを換装しよう

注意!! この改造はPentium4搭載機種の等の上位機種の場合はやってもあまり効果は無いと思います。

私の購入したPCは2003年の6月ころに登場したVALUESTAR L VL350/6Dです。
Celeron2GHzと当時としては中堅機だったと思います。
購入から2年半経ちましたが、Celeronでは物足りないように感じるようになりました。
しかし、来年末には新OSが登場するようなので、今は新しいPCを購入するタイミングではないと思います。
それまで、我慢するのも嫌でした。
そこで、VALUESTARのCPUを換装しようと思いつきました。


VALUESTAR L VL350/6Dの基本スペック

製品発売日 2003年5月22日
データ更新日 2003年5月19日
プリインストールOS Windows XP Home Edition
タイプ デスクトップ型
CPU名称 Celeron
CPU動作周波数(MHz) 2000
外部キャッシュメモリー(KB) 128
チップセット名/メーカ名 Silicon Integrated Systems社製 SiS651/SiS962L
メモリ標準(MB) 256
メモリ最大(MB) 1024
付属ディスプレイタイプ TFT
付属ディスプレイサイズ(インチ) 15
ビデオカード名/メーカ名 Silicon Integrated Systems社製 SiS651に内蔵
VRAM容量(MB) 64
VRAMに関する特記事項 ※ VRAMはメインメモリ共用
ビデオカードの解像度(最大幅) 1600
ビデオカードの解像度(最大高さ) 1200
ビデオカードの発色数(最大) 1677万
HDD容量(GB) 120
HDDインターフェイス E-IDE(UltraATA 100)
付属FDドライブ 3モード
付属メディアドライブ CD-R/RW & DVD-R/RW
CD-ROM読込み速度 32倍速
CD-R書込み速度 16倍速
CD-RW書込み速度 8倍速
DVD-ROM読込み速度 12倍速
DVDメディア書込み速度 DVD-R 4倍速、DVD-RW 2倍速
サウンドボード/メーカ名 YAMAHA社製 YMF753
拡張スロット(PCI) 2
拡張スロット(Low Profile PCI) -
拡張スロット数(PCI/ISA) -
拡張スロット数(ISA) -
拡張スロット数(AGP) -
PCカードのスロット数 Type II × 2 または Type III × 1
PCカードスロットに関する特記事項 Card Bus 対応
使用可能なメモリカード -
インターフェイス数(シリアル) -
インターフェイス数(パラレル) 1
インターフェイス数(USB) -
インターフェイス数(USB 2.0) 3
インターフェイス数(IEEE1394) 2
マルチメディア機能 -
LAN/無線LAN -
内蔵モデムデータ通信速度(bps) 56000
本体サイズ (W x D x H) (cm) 18.6 x 36.1 x 33.5
本体重量 (kg) 8.6
付属品/備考 [付属品]
PS/2小型キーボード(109キーレイアウト準拠、ワンタッチスタートボタン付き)、光センサーPS/2マウス(スクロール機能付き)、マニュアル、電源ケーブル、回線ケーブル、DVDステーション


1.仕様の確認〜チップセットの確認

お持ちのPCの説明書にも記載されていると思います。
私のPCのチップセットはSilicon Integrated Systems社製 SiS651/SiS962Lとなっていました。
チップセットメーカーのHPによると、FSB533MHz/400MHzのPentium4対応のチップセット(を使用したマザーボード)という事がわかりました。 参考 SIS社HP

また、同じVALUESTARの上位機種を確認すると同様のチップセットを使用しています。

ということは・・・上位機種に使用されているPentium4の2.8GHzが使用できるのではないだろうか?と考えました。

ただ、あくまでも動くかもしれないという推測になります。
他のHPを確認しましたが、みなさん2.4GHzまででしたので未知の領域へ進むことになります。


2.換装可能なCPUの確認


搭載されていたCeleron2GHzは下記の通り 
sSpec Number 
SL6RV (詳細区分・仕様)/ Stepping C1/ Core Voltage 1.25V-1.525V(CPUの動作電圧)/ Thermal Guideline 52.8W(消費電力)/ Thermal Spec 68-C(耐熱温度)

チップセット・マザーボードのCPUソケット形状(ソケット437)から、FSB533MHz(またはFSB400MHzでも可能)のPentium4またはCeleronが搭載可能であると推測。

そこで、使用可能なPentium4 2.8GHzを探すことになりました

インテルCPUスペックファインダーから、Pentium4 2.8GHzでFSB533MHzそしてStepping C1の物を検索して、
sSpec#
 SL6SLSL6S4SL6K6SL6HL の4種類が使えると推測して、CPUを購入しました。


3.さあ!!CPU換装だ。

 さて、いよいよ開始です。
 ケースを外します。
 
画面の左下にFDD。下にCPUがあります。

 FDDを外した所です。
 下からCPUファンが見えてきました。

 この際、グラボ・メモリを外しておいた方が作業しやすいです。
 それではファンを外してみましょう。
  ヒートシンクが見えてきました。
 グリスの粘着力でCPUが張り付いている場合があります。
 
慎重に外してください。
 ちなみに私もCPUがくっついたまま外れてビックリしました。
 ヒートシンクを外した状態です。
 CPUが見えてきました。
 見にくいのですが、画面CPU下部のレバーを持ち上げて外します。

 
 取り外した状態です。
 思ったより簡単にここまできました。
 
 
 さて・・・いよいよPentium4の2.8GHzの登場です。
 ピンを折り曲げないように注意しましょう。
 慎重に元に戻しましょう。

4.ドキドキしながら電源をONしましょう。
 

私の場合はスンナリと起動できました。
少し・・・拍子抜けしました。

万が一ですが

CPUコードエラーが出る場合は、BIOSでCPUを正常に認識出来ていない状態です。
どうしたらいいかワカラナイ場合は一度バックアップ電池を取り外しCMOSクリアー後に再起動する。
バックアップ電池は、LANボードを外すと見えてきますので、CPUを換装の再に確認しておいた方が良いと思います。 BIOS画面が呼び出せる方は、BIOSをデフォルト設定で起動すると良いらしいです。
ちなみに、私はBIOSはよくわかりません。キッパリ!

当然、発熱量が増えますのでCPUファンの動きに注意が必要です。

ファンが常に全開状態の場合は、冷却不足の可能性が高いので、市販又は付属されていたCPUファンに交換することをオススメします。

換装後 使用してみて性能に不満のある場合は、買い換えた方が良いと思います。


5.改造費用について。

ヤフーオ−クションにて落札
Pentium4 2.8GHz (BOXタイプ) 15500円

注意 バルク品はIntel純正冷却ファンが付いてこないのでもっと安いと思います。

6.ファン&ヒートシンク交換しました。
 

  大きいファンは安心感があります。

7.最後に

  さりげなく、Pentium4 をアピールしましょう。 


8.質問等はこちらまで  


        
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