メーカーPCのCPUを換装しよう |
注意!! この改造はPentium4搭載機種の等の上位機種の場合はやってもあまり効果は無いと思います。
私の購入したPCは2003年の6月ころに登場したVALUESTAR L VL350/6Dです。
Celeron2GHzと当時としては中堅機だったと思います。
購入から2年半経ちましたが、Celeronでは物足りないように感じるようになりました。
しかし、来年末には新OSが登場するようなので、今は新しいPCを購入するタイミングではないと思います。
それまで、我慢するのも嫌でした。
そこで、VALUESTARのCPUを換装しようと思いつきました。
VALUESTAR L VL350/6Dの基本スペック
|
1.仕様の確認〜チップセットの確認
お持ちのPCの説明書にも記載されていると思います。
私のPCのチップセットはSilicon Integrated Systems社製 SiS651/SiS962Lとなっていました。
チップセットメーカーのHPによると、FSB533MHz/400MHzのPentium4対応のチップセット(を使用したマザーボード)という事がわかりました。 参考 SIS社HP
また、同じVALUESTARの上位機種を確認すると同様のチップセットを使用しています。
ということは・・・上位機種に使用されているPentium4の2.8GHzが使用できるのではないだろうか?と考えました。
ただ、あくまでも動くかもしれないという推測になります。
他のHPを確認しましたが、みなさん2.4GHzまででしたので未知の領域へ進むことになります。
2.換装可能なCPUの確認
搭載されていたCeleron2GHzは下記の通り
sSpec Number SL6RV
(詳細区分・仕様)/ Stepping C1/ Core Voltage 1.25V-1.525V(CPUの動作電圧)/ Thermal Guideline 52.8W(消費電力)/ Thermal Spec 68-C(耐熱温度)
チップセット・マザーボードのCPUソケット形状(ソケット437)から、FSB533MHz(またはFSB400MHzでも可能)のPentium4またはCeleronが搭載可能であると推測。
そこで、使用可能なPentium4 2.8GHzを探すことになりました。
インテルCPUスペックファインダーから、Pentium4 2.8GHzでFSB533MHzそしてStepping C1の物を検索して、
sSpec# SL6SL ・SL6S4 ・SL6K6 ・SL6HL の4種類が使えると推測して、CPUを購入しました。
3.さあ!!CPU換装だ。
さて、いよいよ開始です。 | |
ケースを外します。 画面の左下にFDD。下にCPUがあります。 |
|
FDDを外した所です。 下からCPUファンが見えてきました。 この際、グラボ・メモリを外しておいた方が作業しやすいです。 |
|
それではファンを外してみましょう。 | |
ヒートシンクが見えてきました。 グリスの粘着力でCPUが張り付いている場合があります。 慎重に外してください。 ちなみに私もCPUがくっついたまま外れてビックリしました。 |
|
ヒートシンクを外した状態です。 CPUが見えてきました。 見にくいのですが、画面CPU下部のレバーを持ち上げて外します。 |
|
取り外した状態です。 思ったより簡単にここまできました。 |
|
さて・・・いよいよPentium4の2.8GHzの登場です。 ピンを折り曲げないように注意しましょう。 |
|
慎重に元に戻しましょう。 |
4.ドキドキしながら電源をONしましょう。
私の場合はスンナリと起動できました。
少し・・・拍子抜けしました。
万が一ですが
CPUコードエラーが出る場合は、BIOSでCPUを正常に認識出来ていない状態です。
どうしたらいいかワカラナイ場合は一度バックアップ電池を取り外しCMOSクリアー後に再起動する。
バックアップ電池は、LANボードを外すと見えてきますので、CPUを換装の再に確認しておいた方が良いと思います。 BIOS画面が呼び出せる方は、BIOSをデフォルト設定で起動すると良いらしいです。
ちなみに、私はBIOSはよくわかりません。キッパリ!
当然、発熱量が増えますのでCPUファンの動きに注意が必要です。
ファンが常に全開状態の場合は、冷却不足の可能性が高いので、市販又は付属されていたCPUファンに交換することをオススメします。
換装後 使用してみて性能に不満のある場合は、買い換えた方が良いと思います。
5.改造費用について。
ヤフーオ−クションにて落札
Pentium4 2.8GHz (BOXタイプ) 15500円
注意 バルク品はIntel純正冷却ファンが付いてこないのでもっと安いと思います。
6.ファン&ヒートシンク交換しました。
大きいファンは安心感があります。 |
7.最後に
さりげなく、Pentium4 をアピールしましょう。 |