私のクーラーはマミヤOPのPROTECTOR125DLで
NAVIやん、ゴンちゃんのものと同じものである。
そのクーラーが壊れた。どう壊れたかと言うとフタの引っ掛け部分のプラスチックが、割れてしまった。
フタを開けた時に、フタが外側に倒れてしまわないようにを支えているのは、この部分であり、
かつフタを締めた時にフタが浮かないようにも支えている部分だ。特にフタが外に倒れないように
支える力は、風が吹いた時など、てこの原理により相当な力が掛かると思われる。壊れる前には見た目には、厚みが
5mmほどと思っていたが実際には1.5〜2mmで、これではこの部分を外に曲げる力を支えきれなかったと
思え、設計ミスを疑わざるを得ない。(マミヤOPの釣具部門は上州屋グループに売却されてしまった)
この部分を修理するのには、同じ構造をより力の強い物で作ればよいのだが、手元にある道具で
作らなければならない。以前勤めていた会社のように、旋盤、フライス、ボール盤、ベンダー、
ブレーキ等が自由に使えれば、相当カッコよく修理ができるが、海水が掛かる事を考慮すれば
材質はステンレス、しかも小型のバイスと金ノコ、ペンチ、電気ドリル程度で加工できなければならない。
当然加工精度は、いい加減になるので予定の寸法からずれた時には、どのように合わせるかも考慮しなければならない。
ホームセンターでT型のステンレス金具を見つけてきた。幅は15mm、厚みは0.6〜0.8mm位で
写真のようにバイスとハンマーで曲げる。高さは約11mm、上部の引っ掛け部分は約4mm、余分な部分の切断
は、ある程度金ノコで切ったものをペンチで折り曲げて切り取り、ヤスリで仕上げる。
止めるのには、最初から開いている穴を利用して、3mmの木ネジで止める。
7本のネジを外し、色の違っているプラスチック部分を取り外し、
割れた部分をカッターで削り取り綺麗に整形する。この時ふたのシャフトの下側を支える部分
(両端の部分)は削り取らないように!
止める位置は、現合であるが、精一杯前に持っていけば良い。実際多少の位置ずれ、精度の悪さは、
ステンレスが弾性範囲内でたわんでくれて問題ないようである。少なくともオリジナルの物よりは
安心して使用できるようで、同じクーラーを持っておられる方の参考になれば幸いである。