エアーフロー
4月ともなると気温が上がってきて、SpeedFanで監視しているとIdle時のCPUやSystem温度
が30℃を超えるようになってきた。
とりあえず、CPUの冷却を効率よくするために、CPUFanからSide-PanelへのDuctを作ってみた。
それと共にSide-Panelの下部にあった開口部を塞いだ。理由はRearCaseFanが排出する
AirをCPUFanを通した方が、CPUの冷却効率が良いからだ。さらにCaseFanも
以前CPUFanだった2200rpmのものに交換し、FanConをつけた。
この時点では、騒音もあまり増えてはいない。(最初のCaseFanが爆音)
しかし、これはこれで問題があった。CPUは効率よく冷えるが、SYSTEM温度が下がらない、
あるいはより上昇するようになった。
このPCはPC工房のLESANCE-DTだが、前面のPanelを取り付けるとFrontからのAir取り入れ口が、
ほとんど無い。さらにHDDが前面を塞ぐように取り付けられており、
Side-Panel下部の開口部を塞ぐとAirはほとんど流れない。
かといってSide-Panel下部の開口部を開けたところで、AirはSide-Panelから
RearCaseFanにshort-cutするだけだ。そこで、front-panelに穴明け加工をし、HDDを水平に取り付け、
空いたSpaceに吸気Fan(1600rpm)を取り付けた。
さらにNBにFan、CPUにDuctを取り付ると一応Case内のAirFiowは確保されているが、
Systemの温度は思った程下がらない。Systemの温度はNBと勝手に思い込んでいただけで、MB上の何処かで
測定しているようだ。実際に、NBよりもSBの方が暖かい気がする。
この改造でHDD,System,温度はそこそこ安定しているし、CPU温度も100%稼動で50℃未満(気温27℃)なので、
余程のことが無い限り、夏は越せそう、downしたらOCをやめて、Front-Panelの穴を大きくするかな。
09.03追記
このPCの静音化のネックは電源(AcBel E2Power 390)のFan音だった。この電源は永久保証らしいが、
一旦開けると保証は受けられなくなる。Fanは12V0.3Aなので、8cmのなかでは高回転(?)な方である(らしい)。
そこそこ風量が確保されていて、Fan Con.が効いていてもうるさい。そこで、2600RPMのものに替えてみた
ところ、電源のFan音は小さくなった。もちろん、Fan Con.が効くように、前のFanと同じ場所に半田付けした。
全体の音の発生源からすれば、バランスが取れているようで、
どのファンの音が大きいとは分からなくなった。全体がダクトのようになり、わずかな音がしている。
HDDのヘッドシーク音はHDDを固定している金具を、同じ寸法のプラスチックシート(Fanケースの透明シート)で
作り、同じようにねじ止めした。HDDの振動がケースに伝わらず、アクセス音は全くしなくなった。