オーバークロック:チップセットクーラー

オーバークロック
このPCのマザーボードはECSのG33T-M2でメモリ電圧のみが、0.05V単位で 1.85〜2.00Vまで変えられるだけなので、オーバークロックを極めるには、不適と言われ評判が良くないが、 出来なくは無いので、挑戦してみた。最初メモリーは、UMAXの1GB×2,DDR2-800で、BIOSを青字 の部分だけを書き換えた。

◎Advanced Chipset Setup
DRAM Frequency 800
Configure DRAM Timing by SPD Enabled

◎Frequency/Voltage Control
Manufacture: Intel
Ratio Actual Value: 7
CPU Over-clocking Func.: Enabled
CPU Ref. Frequency : 125

CPU Frequency : 333MHz
Auto Detect DIMM/PCI CIK Enabled
Spread Spectrum Enabled
Memory Voltage 1.85V

CPU Over-clocking Func.をEnabledにすれば、CPU Frequencyは266MHzと表示されるので、 CPU Frequencyを333MHzにして、ここからじわじわ上げていこうと再起動して、 立ち上げたところ、この333MHzは表示のバグで、実際のBUS Speedは333×1.25=416.25MHzになっていて、 CPU Speedは416.25×7=2913.75MHzで、DRAM Frequencyの設定は800なので800×1.25=1000MHzとあっさり オーバークロックが出来てしまった。
元々のメモリーが、DDR2-667,512×2だったので、合計3GBで使うために、下の設定に書き換え、3GHz で動かしてみた。(CPU:333×1.29×7=3007MHz,DRAM:333×1.29×2=859MHz)

◎Advanced Chipset Setup
DRAM Frequency 667
Configure DRAM Timing by SPD Disabled
DRAM CAS# Latency 5
DRAM RAS# to CAS# Delay 5 DRAM Clocks
DRAM RAS# Precharge 5 DRAM Clocks
DRAM RAS# Activate to Prec 15 DRAM Clocks


◎Frequency/Voltage Control
Manufacture: Intel
Ratio Actual Value: 7
CPU Over-clocking Func.: Enabled
CPU Ref. Frequency : 129

CPU Frequency : 343MHz
Auto Detect DIMM/PCI CIK Enabled
Spread Spectrum Enabled
Memory Voltage 1.85V

結果は、superπ104万=17sec,Ffxihigh=score4344とさすがに早い。MEMtest86(2PASS)でも問題は無く 今の気温ならCoreも45℃程度であった。
オーバークロックは、どこかに無理が掛かるものなので、今はおとなしく20%UPで (CPU:333×1.20×7=2797MHz,DRAM:333×1.20×2=799MHz)使用している。
チップセットクーラー
3月7日夜、梅田の九十九電気とはどんなものを売っているのか見にに行った。小さい店舗でソフマップの 半分も無かった。あまりここまで来るメリットは無さそうだが、一応来た記念に1GBのUSBメモリを\980-で買った。 駅前に戻ってヨドバシをぶらぶらしていたら、チップセットクーラーを安く売っていた。すぐ横には、違う包装で\1980-、 ネットで調べたところ最高\3980-で売られていた。

[どちらも\980-]

チップセットクーラーは、ヒートシンク2種、ファン付のシンク、電源ピンセット、伝熱シート、グリス他がセット になったもの。
オーバークロックするとFSBがUPする(20%で1333MHz→1597MHz)ので、CPUやDRAMだけでなくNorth BrigeやSouth Brige にも負担が掛かる。どれかの部品がダウンした段階が限界となる。
ECSのSouth Brigeは、アルミ板を貼り付けただけの冷却だが、この板のメーカーの能書きには、 チップの熱を遠赤外線に変換して輻射し、冷却するものとの事であるが、輻射によるエネルギーの 移動量は、温度差と表面積と黒度が関係しており、空気の対流による移動量よりずっと少ない。

まあ「無いよりまし」 程度なので、アルミ板の上にグリスを塗りヒートシンクの大を取り付けた。残念ながらNorth Brigeはワイヤー で固定するタイプなので取り付けなかった。
USBメモリは、ubunt7.10でも入れてみようかと考えている。これはまたそのうちに!