2016年03月18日
我が家には17歳と13歳の2匹の黒猫がいた。そのうちのもみじという17歳 の猫が死んだ。
1999年秋に、息子が表で泣いていた子猫を拾ってきたメスの日本ネコだ。 四年後にもう1匹の猫を拾ってくるまでは、若かったのもあって割と飛び跳ね たりしていたが、子猫が来たのがストレスになったのか、母性を呼び起こされ たのか大人しくなった。外へ出ても家の前か、裏の庭あたりをうろうろするだ けで、また何をされても爪を立てたり、人を噛むなどしたことがない。ブラシ を掛けてやると目を細めて如何にも気持ちよさそうな表情をした。
最近は水を飲む量が多く、尿も薄い色で多かったので、腎臓病だろうと思って いたが、一ヶ月ほど前まではよく食べ少し太り過ぎで、それなりに健康そうだ った。それが突然食べなくなり、それでも2週間前頃は体重が減り動きが軽快 になったように見えた。
それから1週間で、急に体調が悪化し動物病院に通ったが腎不全による多臓器 不全(だと思う)で死亡した。
体重が減って動きが軽快になったころには少し痴呆の症状も出ていたが、急に 表に出たがり、出してやると住宅地の端から下の道路や阪奈道路を眺めていて、 今思えば最後に地域の景色を見ておきたかったように見えた。 2016.03.16永眠。翌日、稲荷山動物霊園で葬儀を行った。合掌。