05年08月07日

2週間ほど前、中学の同級生2人とミナミの笠屋町のラウンジで飲んだ。一人の友人に 10ミリ程の胃癌が見つかり、今後のリスクを考えて胃の切除の手術を受けるという。 胃が無くなると、食事の量が減り痩せるし、お酒もそう飲めるものではないらしい。 本人は、早期発見で手術で間違いなく直るので、深刻ではなく、また元々、お酒は ビール一杯で良いほうなので、生活は何も変わらないだろうとの事であった。
私の母は胃癌で死んだが、今の私の年より若い時だった。歳を取ったものだと思いながら 帰宅途中、家の近くの水銀灯の下のアスファルトに大きなカブトムシが歩いていた。 昔は、夏になると家に飛んで来たりして良く見たものだが、最近はほとんど見かけな かったので、思わず掴み上げたが夏だけの短い命と思い、公園の草むらに返してやった。 翌朝の通勤時に車に轢かれた跡を見なかったので、森に帰っていったのだろう。
ある日、会社でトンボの食事に出会った。会社の敷地のパトロールを毎日するのだが、 トンボがブロック塀に止まって、近づいても逃げない。良く見ると一番前の足で 小さなカナブンを抱えガジガジと齧っていた。こんなに近くでトンボの食事を見たのは 初めてだったので、残酷!と思ったが弱肉強食の世界では当たり前のことで、この虫も 生きるために必死なのだろうと改めて思った。