下道
外道ルート

伊勢方面 丹後半島方面 和歌山方面

投げ釣りをするには、海に行かねばならない。しかし奈良には海が無い。当然釣りの 道具を持ってとなると、今日では高速道路が発達しているので自動車が便利である。 しかし私は高速道路が嫌いである。取って付けたような理由だが高速道路は溝の中を 走っている様であり、しかも料金が高い。
奈良は近畿のほぼ真中にあり、泉南以外何処へ行くにもまず往復250Kmは覚悟しなけれ ばならない。釣りの餌、自分の餌、車の餌、その上さらに高速料金となると1回の釣行 に福沢先生が飛んで行く。そこで○ビの支部長は必然的に下道走行となる。 深夜であれば、大抵の道は空いていて、余程のことが無い限り主要道路(60Km/h制限) を通って平均時速40Kmは出るであろう。
このページではそんな○ビ支部長の涙ぐましい釣行を支えている下道を紹介する。

但し、この下道は時間に余裕のある場合に限られる。伊勢、丹後半島、和歌山方面等 何処へ行くのにも約4時間掛かる。ラッシュアワーにでも引っ掛かればそれ以上の時間 が掛かる。それと大阪市内だけは、阪神高速を使う事にしている。また必需品としては 途中のコンビニで仕入れる、眠気覚ましのためのペットボトル入りコーヒーである。
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伊勢方面
高速を利用しない標準的な経路は、名阪国道-関IC-津-国道23号線-鳥羽(又は賢島) であるが、地図を見れば判るように、奈良からでは一度天理市まで南下し名阪国道を関ICま で北上する格好となる。出来れば直線的に行きたいものである。
ポイントとなるのは信号の少ない道を通る事はどのルートでも基本であるが①出来るだけ早く 奈良盆地を抜ける事 ②青山山地を抜けてから津市、松阪市の市街地を避ける事 ③車の少 ない道を通る事を旨としている。
青山高原を越える道は、北から 
a.国道163号線で上野市を通過し、そのまま国道163号線で長野峠を通過する道
b.県道奈良名張線を通り、山添ICで名阪国道に入り中瀬ICで国道163号線に出て長野峠を通る道
c.県道奈良名張線から福住ICへ向かい、そのまま南下を続け、大和高原広域農道で榛原町に出て、 本伊勢街道(国道369号線)から御杖村へ向かい国道368号線を桜峠へ向かう道
d.c.の榛原町からさらに南下し、伊勢街道(国道166号線)を高見峠へ向かう道がある。
a.の163号線は信号も少なく、道路も最近は非常に良くなったが、まだカーブが多いしトラックも多い。 さらにのんびり走っていると煽られる事も多い。また途中2ヶ所しか追い越せる場所が無い。
b.の県道奈良名張線はアップダウンが多く、曲がりくねっているがほとんど片道1車線確保されて おり、すれ違う車も通る車も163号線より少なくのんびり景色を楽しみながら、道なりに行けば山添IC に出る。
c.の大和高原広域農道から本伊勢街道は、県道奈良名張線より車は少なく榛原町で混むのと、 桜峠は、曲がりくねっている上に片側1車線確保されていないので、すれ違いに苦労すること さえ覚悟出来れば、快適に走れる場所が多い。奈良盆地北部からは本伊勢街道に出るまで時間が掛かる。
d.はc.と三重県内でほぼ同じ所に出るのでd.を通るメリットは少ない。
私は基本的に、夜間はa.昼間はb.を走ることにしている。但し冬季は凍結に注意が必要です。

ここから先は少し詳細に記述します。(*印の写真は帰りの方向からのものです。)
名阪国道中瀬ICの下を通り服部半蔵由来の服部川を渡り、川に沿った大山田村に入る。 この村は「さるびの」という名で呼ばれていたらしく、夜にはオレンジ色の行灯(灯篭?) が名所に立って光っている。(163号線に約10ヶ所) 通る車も少なく、信号も数ヶ所だけで、昼間でも人はほとんど見かけない。 長野峠まで片側1車線でだらだら登り。途中中瀬ICから5~10分でこの村唯一のコンビニ、 サークルKがある。
長野峠から急な下り坂を降り、青山高原への道、美里村役場の看板を通り過ぎ少し行くと 右折レーンのある交差点に出る。(グリーンロードの表示あり)
ここを右折し2つ目の信号の、榊原温泉の看板のある交差点を左折し道なりに行くと *165号線 に出る。
ここを左折すれば久居市を通り津市の国道23号線に出るが、信号が多く夜間でも頻繁に停止 しなければならない。
そこで、165号線を横切りそのまま直進すると雲出川の橋を渡ってから、 近鉄大阪線の踏み切り にぶち当たるので、踏切を渡ってすぐに左折し、 最初の交差点をさらに左折すると、また 近鉄大阪線の踏み切りがある。
その手前を右折し 河合高岡駅前の信号を左折して、 近鉄大阪線に添って走ると伊勢自動車道があり、その高架の手前を右折する。(県道67)
少し走ると JR名松線の踏み切りがありここを通過して、 左に一志嬉野ICの入り口があるのを見てそのまま直進を続け
A_島田橋南の交差点で左折して伊勢自動車道 の下を潜り下之庄の交差点で県道58に出ても良いし、
B_左折せず直進して農道のような道を進み変則十字路を左折して下之庄の先の T字路で県道58号線を右折しても良い。
車は比較的少なく快適な道を、そのまま道なりに進む。
松阪市に入ったとたん道が狭くなり すれ違いが困難なように思えるが、ダンプカーも走る くらいなので、少し慎重に走ればよい。(約3Km)
伊勢自動車道の松阪IC入り口交差点を通過すると 再び片側1車線が確保されており、そのまま道なりに行く と国道166号線のT字路の交差点に出るので右折し、 次の信号(県道59)を左折する。
本居宣長の墓所の表示を見て直進すると国道42号線のT字路に出る。 ここを右折して尾鷲方面に向かい櫛田川を越えてすぐの 信号(荒蒔北)を右折し高架を下りた道を右折して進み、 県道421へ出るT字路を左折しJR多気駅方面に向かう。
小さな橋の上の交差点を右折し JR紀勢線 の手前を左折して直進するとまた T字路が有るので右折してJRの踏み切り を渡り道なりに進めば道の狭い住宅街に入り、そこを通り抜けると道が広くなり、ダイヘンの看板 がある道を過ぎた 交差点を左折する。
ここから道なりに走り、川の堤防のような農道を延々と直進すると 県道65号線 に出る。
ここを右折し、道なりに行けば、伊勢自動車道の玉城ICの下を通り、自然とサニーロード に入り、南伊勢町、五ヶ所に出る。
浜島へは左折して途中三叉路を右に取り、道なりに行けば10数分で着く。
志摩半島方面は浜島町へ入ってから桧山路大橋を左折すれば車が混む事も無く鵜方に出る。
このルートで浜島から3時間半で帰宅した実績がある。

丹後半島方面
奈良から日本海方面へ下道で行くのに、最初の難関は京都-大阪間の1号線、淀川、171号線を何処で横切るか、 である。もちろん、目的地へは出来るだけ最短距離になるように行きたいし、そうすれば必然的に決まってくると思う。
① 奈良から枚方へ行く168号線を使って1号線に出て、高槻から9号線に出るルートは、昼間は混むし、9号線も 片側1車線だし亀岡市内は市街地を走るので、余り快適ではない。夜間であれば枚方高槻も空いているが、 9号線に出るまでの道がよくない。
② 若狭湾方面なら、京都府京北町、美山町を通る162号線と言う手もあるが、やはり京都市内が最悪だし、 福井の名田庄村から高浜町に抜ける道が一部非常に細いし急坂である。
③ そんな訳で丹後半島に行くには、大阪市内は阪神高速を池田の終点まで使っている。

2~3年前に池田市内を 高速で通過できるようになり、高速を下りると173号線に出る。ここから一庫ダムに出るまでが最も混む。 金曜、土曜、日曜の20時頃までは、ファミリーの車が多い。(当然帰りも混む)
一庫ダムへの登りを過ぎると、トンネルの多い道になり片側1車線だが信号が少なく高速並に走る車が多く、 夜間空いていると、追い越し禁止を無視して走る車もいる。適度にコンビニがあり、沿道に民家も少なく走りやすい。 能勢町、天王峠、旧篠山町を通過し、トンネルを抜けると、京都府瑞穂町で「道の駅」があり、すぐに国道9号線 と交差する。真っ直ぐ行くと、綾部市に入り、27号線から舞鶴へ出る。綾部までも沿道にはパラパラと民家がある だけで、快適な走行が出来る。若狭湾方面は舞鶴自動車道を通るよりずっと距離も短い。
丹後半島へは、瑞穂町から9号線を福知山方面に向かう。私は9号線は22時以降になるように出発している。 比較的信号が少なく制限速度で走っても30分ほどで福知山に着く。そのまま通過して市街地の西で175号線 に入る。3km程行くと176号線の表示があるので左折し、与謝峠のトンネルを通過すると、加悦町に入る。 野田川町を通過して、宮津からの312号線に突き当たる。176号線も173号線同様、ほぼ一本道で沿道に民家も 信号も少なく、高速並の走行車両が多い。流れに乗っていると確実にスピードオーバーとなるので、要注意。
伊根へは右折だが、ここは網野方面へ左折し大宮町を通過し、峰山町で右折し、網野方面へ向かうと峰山から 15分ほどで網野町に着く。大宮町、峰山町内は市街地化していて、信号が多く走りづらいが、住宅地内の 道以外はこの道しかない。178号線に出たところで網野駅方面へ左折すると浜詰へ、右折すると丹後半島 一周道路で、経ガ崎、伊根方面に行く。ここまで夜間走行で4時間程度であろうか。以上のルートの難点は、海水浴シーズンは 9号線、312号線が混むのと、帰りの時間帯がどうしてもラッシュに掛かることであろうか。
ラッシュアワーを避けると帰りが遅くなるか、釣りの時間が短くなる。 帰りの福知山市内は、9号線を通らない、抜け道のルートを通るが、文章で現すほど記憶が確かでない。
また、173号線から三田市に出て、柏原、春日、市島を通り福知山に出るルートは、市街地が多く 夜間であれば比較的走り良いが昼間は混む事が多いし走りづらい。途中柏原から氷上、青垣、山東町で9号線に 出るルートは、丹後半島へは遠回りになり、竹野、香住方面へ行く時に使うが、いつも友人の運転で、 自分で走ったことが無い。

和歌山方面
泉南・和歌山方面への釣行時にはフィッシングVでエサを調達するので、どうしても阪神高速、 阪和道、またはR170を利用せざるを得ず、特段の抜け道など無いと思う。しかし、帰り道は別だ。 マリーナシティーより南へ行った時は(泉南で用事が無い限り)必ずといって良いほど利用する ルートを紹介する。
有田方面からだと海南ICから2つ目の信号を右折レーンに取る。右手斜めの道に入り道なりに進むと JR海南駅の手前のR370の交差点に出るので右折して、阪和道の海南東IC方面に進む。海南東ICを通り過ぎると 車線が1つになるが、R370の表示に沿って左側に行く。右手に池が見える所を過ぎると、道幅が狭くなり、 スピードを落とすことになるが、こうゆう時は前車について行くのがベター。間を空けると対向車が 突っ込んで来ることが有る。
野上、橋本の表示の有る三叉路で橋本方面に左折しR424に入る。今度は そのままR424を道なりに進む。このあたりは、片側1車線が確保されており、軽トラに出会わない限り 相当なスピードで走行する車ばかりだ。桃山第2工業団地を過ぎて、急な下り坂を下り右手に JAのガソリンスタンドの有る交差点を右折(こちらがR424)して進む。一部また道幅が狭くなるが すぐに紀ノ川の南に出る。この橋を渡ってそのまま行けば打田から日根野に出る。
橋は渡らずに そのまま、紀ノ川の南の県道13号を進むと、今度は集落内で所々道幅が狭い場所が現れる。 この道は信号は少なく比較的車の量も少ない。果樹園の間の道を行くと竜門小学校を過ぎて少し行くと 橋本(左の)矢印が現れるので左折する。すぐ前に橋があるが渡らずに河の手前を右折する。
特に意識して曲がる場所など無く、道なりにどんどん進めば、今度は堤防沿いの道に出る。ガードレールなど無く 対向車がそこそこのスピードでやってくると、車幅感覚がしっかりしていないと、転げ落ちそうになる ような道だ。そこを通りすぎまだまだ、どんどん道なりに行くと、九度山町に入り高野山への道慈尊院の表示を 過ぎ、川の手前の信号を左折し、橋を渡って右折して九度山町役場方面に進み、高野山からのR370に再び入る。
峠を下り南海高野線沿いに進むと前方に橋が有り、直進橋本、右折五条の表示がある。ここでも橋を渡らずに 右折(こちらがR370)する。すぐに学文路(カムロと読む)の駅が右手に見える。クリスマスから 松の内(?)あたりまではライトアップが凄く目立つ駅だ。次の橋が橋本橋でここでR24に行く車が多いがまだまだ そのまま橋を渡らずに行く。(県道55号)
この先は、これまでよりも覚悟が必要な場所が多く、すれ違いに 待たなければならない場所も多くなる。恋野橋を過ぎて集落内の細い道を進むと右、吉野(R168)左、R24号の 表示の有る三叉路が有るので、左のR24号線へ向かう。やがて大和二見手前の犬飼という交差点からR24号に入る。
ここまで、海南から1時間半くらいの実績がある。ここからは、山手幹線?あるいは24号線を通り、高田バイパス を通って合計3時間ちょっとで帰ってこられる。