コラム
 ダイアモンドツアー  話題満載の日本食

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★コラム
ダイアモンドツアー

ガイドブックには全然載っていないし、ウエッブサイトとメールのやり取りだけで、不安が無かったわけではありません。先払いではないので、だまし取られる心配はないけれど、ストラトフォード・アポオン・エイボンからチェルトナムへの移動を兼ねているので、もし何かトラブルがあれば、予定を変更しなければならなくなるかもしれません。おまけにメールを印刷してくるのを忘れたので、連絡先もわからない状態でした。9時のピックアップに間に合うよう早めに朝食をとって、チェックアウトの準備も出来あがった8時40分頃、ドアをノックする音で廊下に出てみると、サイトの写真のままの、にこやかなボブの姿がありました。「用意が出来ているなら、早めに出発した方が時間にゆとりが出来るから」と言われて45分には出発。

車に乗ると、今日のスケジュール表と地図を見せてくれました。ルート的には、ブロードウェイから先にロウアー&アッパー・スローターへ行って、最後をウインチクームにすれば、チェルトナムに近いし都合がよかったのですが、一番行きたいのがスードリー城だったので、そこを先に回る形になりました。また、ブロードウェイは街の中だけになっていて、タワーが予定に入っていませんでしたが、行ってみたいと言ったら追加で回ってくれました。当日でも多少の融通は利くようです。

ボブはゆっくりと優しい英語で喋ってくれるので、わかりやすいはずなのですが、最初、単語の意味が掴めませんでした。「ソニー」がsunny、「ボス」がbus、「ノイス」がniceであることに気付くまで多少時間を要した次第です。注意してください(^^;

基本的には、それぞれの観光ポイントへの行き方を教えてくれて、あとは自由行動。ややこしいところは連れて行ってくれるし、お茶を飲んだり食事をしたりする場所もアドバイスしてくれます。問い合わせの時に、ずっと付いて案内することも可能だと言っていました。

行きたいところを指定して頼めば、ルートを組んでくれると思います。もちろん、あまりにかけ離れた場所をたくさん言ったら無理ですが。これはわたしの想像ですが、ストラトフォード・アポン・エイボンを9時頃出発して、5時頃に帰り着けるコースであれば、追加料金無し(2人利用で£55.0/1人)で行けるのではないかと思います。私たちの場合は4時30分頃にボートン・オン・ザ・ウォーターで降ろして貰い、17時発のバスでチェルトナムに向かいました。

また、費用の方はどのくらいかかるかわかりませんが、たとえば最寄りの空港まで迎えに来て貰って、数日かけて好きなところを回わる、ということも始めたらしいです。場所の限定は無いようでした。ここらへんになると予算との相談ですね。好みの所へ行くツアーがない場合、公的交通手段でかかる費用や時間のロスなどを考え合わせて予算を提示し、予算内で可能かどうか問い合わせてみてもいいかもしれません。

話題満載の日本食

またしてもホテルの場所に迷い、ややくたびれて18時過ぎにホテル到着、例によってハードスケジュールです。せっかくだから少しは街の中も見たいので、早々に出かけました。薄暗くなるまで歩き回って、夕食の場所を考える頃には「もうどこでもいいかな」という気になっていました。途中で見かけた日本食レストラン、外から見えている板前さん?はどう見ても中国系。どんな日本食が出るのか興味本意も手伝って入りました。しかも、ラーメンくらいでいいかと思っていたのに魔が差して、何やらよくわからないコースを頼んでしまいました。後から考えたらずいぶんと高かったです。

店の名前は「SAKURA」。のっけからビックリしたのが、まず、お味噌汁とサラダが出てきたことです。普通、お味噌汁はご飯と一緒に最後でしょと思いつつも、お腹が空いていたのでさっさと飲み干してしまいました。どうもスープの感覚らしいと気付いたのは、しばらく経ってからでした。次が揚げ物の盛り合わせ。残念がらメニューに何と説明してあったのか忘れてしまいましたが、巾着型に包んだ揚げシュウマイもどき、チーズと薄切り食パンを重ねたもので海老を巻いて揚げたもの、春巻き、鶏肉のフライ(何とショウガ味)、味噌味のポークチャップ。そして、添えてあるソースがコチジャンと、さっきサラダにもかかっていた白味噌の味がするドレッシング。ちょっと違うなぁと思っていたら、お琴の音色が「アリラン」に変わっていました。

次は焼き鳥みたいに串に刺して出てきたシーフード。味はまるで「みたらし団子」です。ホタテ3こ、ムール貝3こ、殻つき海老1匹、そして、一瞬白ネギかと思ったのですが、カニかまぼこ2本がそれぞれ1本の串に刺さって、合計4本お皿に乗っていました。さらに驚いたことには、レモンと「桜でんぶ」が添えてあります。試しに付けてみましたが、イマイチ… 店名にちなんだのでしょうかねぇ。

最後に出てくるのがご飯と照焼チキン。味はハンバーガーショップのそれ。うちにショートステイしていた高校生に、我が家の「照焼チキン(焼き鳥味です)」を出したことがあるのですが、「味はどう?」と聞いたら「美味しいけど、思っていたのとちょっと違う」と言っていたのを思い出しました。たぶんこの照焼チキンの味が、彼の思い描いていた照焼チキンなんだろうな。うちのよりはだいぶ甘いんですよね。お店の方にも「味はどうか」と聞かれたので「ちょっと甘いかな」と答えましたが、これも確かに照焼チキンの味なのかも。「イギリス人は甘いのが好きだから」と言っておられましたが。問題は味よりも量です。大きめのもも肉1枚はゆうにありそうな量。さすがに多すぎるし、やはり味に飽きてしまい食べ切れませんでした。ごはんはそんなにパサパサしていなくて、まぁまぁでした。

これで£26.0/1人。どんどん注いでくれたグリーンティとチップを合わせて合計で£58.50でした。マリオットホテルの夕食に匹敵するほどの金額で、食事代としてはこの旅一番の出費です。予想通り、突っ込みどころ満載だったのがせめてもの救いかなぁ。結論としては、あまりお薦めしません。


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