コラム
 見えているのに…  チップのあれこれ  鉄道1−どの席が空いてんねん?

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★コラム
見えているのに… 

ホテルをチェックアウトして、バスでウェイバリー駅まで行き、真っ先に駅がどこにあるか道行く人に尋ねました。「あの橋のところ。右側」が何とか聞き取れたので、スーツケースを引っ張ってずんずん歩いていくと、右側に橋がありました。橋の途中に駅への表示があるかと思って橋を渡ってみましたが、ありません。地図からすると、う〜ん、この橋の下が駅のはず。橋のたもとから覗いてみると、隙間から思った通りプラットホームが見えます。ずいぶん下の方です。しかし、いったいどこからあそこへたどり着けるのだろう。回りを見渡してもそれらしき階段は見あたりません。仕方がないのでまた尋ねます。「ここからも行けないことはないんだけど… この橋を渡って、左に行くとすぐに階段があるからそっちからいった方がいいよ」。結局逆戻り。橋といえども、二十何番ホームまである駅を越えるのでかなりの距離です。あった。こんなところに階段が。道路の向こう側を歩いていたので、ちっとも気が付きませんでした。やっと駅にたどり着いて、"Excess baggage campany"というところで荷物を預けました。時間によって料金が変わるので後払いだそうです。

次はホリルードハウス宮殿へ向かいます。柵状門越しにそれらしき建物が見えますが、門が閉まっていてここからは入れません。いったい入口は何処やねん。ウロウロしても判らないので、オーディオガイドを渡しているお姉さんに聞きました。そう、宮殿の入口はクィーンズ・ギャラリーの入口だったのです。普通は気が付くもの、なのでしょうか。何処かに書いてあったかなぁ。前途多難。

チップのあれこれ

旅行中、チップには悩まされました。たぶん払わなくていいところで払って、払うべきところで払っていないのではないかと思いますが、よくわかりません。最初につまずいたのは、エディンバラでの昼食です。予定の時間を大幅に過ぎていて、何処で食べるか迷っているほどの余裕はなく、エディンバラ城を出たところで、聞き覚えのある名前のレストランに入りました。"The Witchery by the Castle"、確か英国料理のレストランだったはず。優雅な雰囲気にやや緊張ぎみ。もちろん、チップが必要なのは一目瞭然。請求書を持ってきて貰ったけれど、てっきりあると思ったチップを書き込む欄がありません。カードで支払うつもりだったので、どうすればいいのか判らない。仕方がないのでやっぱりお店の方に聞きました。英国人じゃないんだし、初めてなんだから… カードで払うからと言ってカードを渡すと、サインをするCredit Card Voucherを持ってきてくれて、ここに書き込んで下さいと言う。こちらにあったんですね。Tipの欄は。TipのかわりにGratuityと書いてある場合も多かったです。そして合計金額を書き込んでサインをしました。

チェルトナムの日本料理店では日本式にレジで支払うので、その時にチップを加えた金額を言ってカードで払いました。中華料理店では請求書に10%加算されていました。後からもしかしてチップが必要だったのかな、と思ったのはタイ料理店です。ビュッフェ式だったのでいらないと思っていましたが、"Everything OK?"って何度か聞きに来ていたし、食べ終わったお皿はどんどん下げてくれるし、こういう場合どうなんでしょうねぇ? 普段はコース料理もある普通のレストランですから、レシートにはGratuityの欄があり、0.00と印刷されていました。やっぱり払うべきだったかしらん。

必要なかったかなと思うのが、宿泊に夕食が含まれていたロイヤルホテルのレストラン。テーブルに少し硬貨を置きましたが、サービス料込みと考えてよかったかもしれないと思います。矛盾を感じなからも、さすがに朝食の時は置きませんでした。そうそう、ウィンダミアのホテルのバーでも、お釣りをチップとして置いてきました。普通はバーやパブではいらないそうですが、注文をあーでもない、こうでもないと迷っている間しばらく待っていてくれたし、みんなで分けて食べると言ったら各自に別のお皿を持ってきてくれたし、とても気持ちが良かったのでまぁいいか。ティールームやカフェなどもいらないらしいのですが、迷ったところもありました。基本的に自分で運ぶところは払わず、注文して持ってきてくれたところは小銭を置いてきました。

その他、いわゆる「枕銭」については、いるとかいらないとか両方の情報があるようですが、毎朝、£1.00置いておきました。ちゃんと無くなっていました。あとは、ホテルでポーターさんに渡したくらいでしょうか。いずれにしても、さりげなくなんて慣れないからなかなか出来ませんよね。

鉄道1−どの席が空いてんねん?

予定よりひと列車、2時間遅らせてのエディンバラ出発。外国で列車に乗るのも初めてなら鉄道パスを使うのも初めて。クラシック・パスなので、使う前に使用開始日を駅の窓口で記入して貰う必要があります。パスポートNo.の記入欄もあるで、パスポートを用意しておきましょう。そしてサインをします。あとは検札の時に見せるだけで、いちいち切符を買う手間もかからないし、どこのオペレーターの列車でも乗れるからとても便利です。英国は同じ路線に複数の会社(オペレーター)が乗り入れていることもあるので、何だか複雑そう。

空いている席を探すより指定席を確保した方が楽かなと思って、指定席を下さいと言ったら"too rate"と言われました。すでに満席ということかなぁ、と思いつつ、切符売り場を出てまずは預けた荷物を引き取り、次にプラットホームを確認すべくモニターを見ました。ん?16:52発でしょ、Birmingham New St.行き、あれだよね。しかし、そこだけプラットホームのナンバーが空白。なんで? 連れがインフォメーションに聞きに行きました。「私たちもモニターを見て伝えているのでわかりません」。ごもっとも。連れが言うには、すぐ前に日本人女性が同じことを聞いていたらしい。こんな広い駅で、発車数分前までプラットホームが判らなかったら、たどり着くのに間に合うのか、とても不安です。幸い、しばらく待っていると表示されました。21番、さ〜てそれはどこなんだ? 日本のように必ずしもホームが平行に並んでいるとは限りません。前後に並んでいることもあります。突然表示が無くなったと思ったら、よく見えない陰の方にそのホームがあったりもします。日本ももちろん例外はあるけど、あれほど複雑ではないです。

そんなこんなで冷や汗ものでしたが、何とか無事に目的の列車に乗り込みました。明日からバンクホリディまで3連休。さすがにたくさんの人で、大きな荷物を持っては通路も思うように動けません。First Classの車両でないことは確認済。さて、どの席が空いてんねん? 指定席にはカードが差し込んであると聞いていましたが、そんな席は見あたりません。にもかかわらず、乗客はチケットを見ながらどんどん座っていきます。D車とC車の間で立ち往生。そのうち、放送で「指定席券を持っていない方はB車に行って下さい」と言ったと思うのに、連れはD車と聞こえたと言います。私も自信はありません。このままここに立っているのかい、と思っていたら、車掌さんが検札にやって来ました。「どの席が空いているか判らない」と思わず訴える私。「B車」だそうです。D車は全部指定席とのこと。B車方向から来たお客さんも「こっちにおいで」と言って下さり、車掌さんも前で手招きして下さいました。少なくともこの列車は、指定席と自由席が車両によって別れていたようです。やっとの思いでB車に移動。2席を占領して知らん顔の方、カバンをのけて「どうぞ」と言って下さる方、いろいろです。やれやれ、やっと座れました。途中で「次で降りるから、ここに来るといいよ」と2人で座れるように声をかけて下さった方もいました。その後は、これ程混んでいる列車には当たらず、'available'と表示されている席、カードの差し込まれていない席に座って問題なく過ごしました。

最後に、列車の扉の開閉は乗客がするので、一番前にいたら降りるときに'open'のボタンを押しましょう。知らなかったもので、ごめんなさい。


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