コラム
 イングリッシュ・ブレックファースト               現地ツアーの体験
 気付いた時にはバスが…

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★コラム
イングリッシュ・ブレックファースト

実際に食べたことが無い方は、イングリッシュ・ブレックファーストと聞いてどういうものを想像するのでしょうか?ジュースがあって、紅茶かコーヒーがあって、パンがあって、目玉焼きかスクランブルエッグにベーコンかハムが付いてくる、というのが私の中にあった知識です。それから、Tea or coffee?やらBrown or white?やら聞かれることも知っていました。が、初めての体験というのはとかく緊張するものです。ロッジホテルではチェックインの時に、朝食時間が8時からだとわかり、それではツアーのピックアップに間に合わないので、早く食事を始められるようにしてもらいました。「7時半からコールドミールを食べててくれたら、45分くらいにホットミールを出すから。今夜のうちにオーダーを聞いておく」とのこと。疲れ果ててホテルにたどり着き、癖のある英語にも慣れず、何をどう注文すればいいのやら、とっさにはさっぱり理解できなかった私たちです。実は部屋にメニューがあったのですが、この時点ではまだ部屋に行っていませんもの。

私たちのような初心者のために、実際にどういう風だったのかを書いてみます。

ホテルによって、コールドミールは注文して運ばれてくるもの、自分で好きなものをビュッフェ式に取ってくるものがそれぞれ違っていました。たとえば、シリアルだけ自分で取る、ジュース、シリアル、果物は自分で取るなどです。これもホテルによって違いますが、だいたい、ジュース2〜3種類、シリアル4〜5種類、ミルク、フルーツ1〜3種類、ヨーグルト(無いときもある)でした。必ず運んできてくれるのが、紅茶かコーヒー、トースト(ブラウンかホワイトか聞かれる)、そしてホットミールです。

玉子の調理法は、たいていゆで卵、目玉焼き、スクランブル、半熟の4種類から選びます。付け合わせはベーコン、ウィンナー、トマト(焼いてある)、マッシュルーム、ビーンズあたりが一般的。ブラックプディングがメニューに書いてあるところもありました。今になって食べてみればよかったと後悔しています。

付け合わせを選ぶように言われたとき、どの程度頼んでいいのか迷うのは私だけでしょうか。最初はよくわからないので1種類しか選ばなかったのですが、お皿の上がいかにも貧弱。3種類くらいは頼んだ方がいいみたいです。食べられるならもっと頼んでも良さそう。もちろん、要らないものは断りましょう。

現地ツアーの体験

以前、オーストラリアに行ったときも現地ツアーに参加しましたが、あの時はキュランダやグリーン島のように、行き帰りの交通手段がセットになっているだけのツアーか、日本人向けの観光ツアーだったので、今回のように外国の方々と一緒に、バスでずーっと見て回るのは初めてでした。特にネス湖&ハイランドツアーは参加者も多く、ドイツ、フランス、アメリカ、インド、パキスタンなど、いろいろな国の方が参加されていました。英語が母国語でない方々もいることに少しホッとしましたが、他国の方々は英語で難なくコミュニケーションを取られており、自分たちとの差を感じざるを得ませんでした。おまけに運転手さんは、休む間もなくスコットランドの歴史や名所、映画の撮影現場などの説明を続けて下さるのですが、これがスコティッシュ・イングリッシュで、ほとんど理解できない有様。よく冗談も言われたけど、真っ先に笑うのはアメリカ人かな。やはり英語の理解が早いようです。

ピトロッホリーで、少しお腹が空いてきたので何か食べ物を買おうと思い、テイクアウトのお店を探したけれど見つかりません。そのうち、ひとりで参加していた同じツアーのドイツ人の女性が、フライドポテトの紙袋を持って食べ歩いているのに出くわしました。少し味見をさせて頂き、何処で買ったか教えて貰ったけど、集合時間が迫っていたので諦めると言ったら、何と自分の分を少しだけ取って、残りを全部あげると言われます。びっくりして何度も断ったけれど、「私には多すぎるから。ほんとよ、信じて」とまで言われ、とうとう頂いてしまいました。これがまたとても美味しい。もともと人見知りをする質なので、なかなか皆さんと仲良くなるところまで行きませんでしたが、一足先にバスを降りたとき、全員が一生懸命手を振って下さり、とても嬉しかったです。例のドイツ人の女性には手元にあったクッキーを渡し、「ダンケ・シェーン」と言ってお別れしました。

湖水地方のツアーでは、午前中は日本人の女性と3人だけ。すっかり仲良くなりました。午後から参加した中国人の男性留学生が気さくでよく喋り、アイスクリームを2個も食べて、あまり「美味しい、美味しい」と言うので、「私はいらない」と言っていた日本人女性が、とうとう買いに行ったり、それはそれで楽しかったです。ストーンヘンジは時間が短かったので、他の方と喋る機会はほとんどありませんでしたが、後ろの席の日本人の女の子達が耳慣れた関西弁だったので、思わず出身地を聞いてしまいました。

気付いたときにはバスが…

さていよいよハイライトのネス湖クルーズ。希望者だけの別料金なのでバスの中で払います。ピックアップしてもらう場所(バスの駐車場)を先に確認して、船着き場で降されました。他の方々はあちこち散らばっていきます。私たちはそこら辺をさっと見ただけで、船も着いているし人も数人並んでいたので、さっさと並んでしまいました。10分以上待ったかな。後ろには日本人の母娘連れの方がいらっしゃいました。個人で来られているのでしょうか。いよいよクルーズ出発ですが、景色はライン川やドナウ川と違って、特に見るべきものがあるわけではありません。おまけにやや寒い。帰りは船内に入りました。中ではソナーの3D映像を見ながら、何か動物らしきものがいたのだという話をして下さっています。携帯で、生物らしい白い影のソナー映像も見せてもらいました。こちらの方が景色よりも重要性がありそう…

所要時間は1時間足らず。集合時間が定かではないので、他のツアーの方々の姿を目で追いながらバスの方へ。途中でお手洗いに寄って、それからお土産物やさんに入りました。名所の写真が撮れていないので、絵はがきを買おうと思って少し迷ってしまいました。気付いたら7、8分経っていたでしょうか? 大急ぎで出て駐車場を見るとバスがいない! もちろん他の方々の姿も誰ひとり見かけません。えっ、そんなばかな… さっきも、時間に遅れた方を置いていくフリをしてバスを動かしていましたから、置いて行かれるはずはない、と確信していましたが、でもどうすればいいのだろ。

果たして、船着き場の方へ歩きかけていたら、こちらに向かってくるバスの姿が目に入りました。ただひたすら謝ってバスに乗り込んだら、運転手さんが「気にするな」と慰めてくれます。他の乗客も「そうそう」という感じ。今度はありがとうの連発です。おそらく、英語に弱い私たちが、わからなくて船着き場にいるかもしれないと思って、見に行ってくれたのでしょう。実際、集合時間について上手く聞き取れなかったのですが、船の到着時間との兼ね合いなのか、はっきり「何時」とは言わなかったように思います。"two"を何回か言っていたので、2時間後くらいかなぁ、とどこかで思っていたのも間違いのもと。船の出発が2時だったんですね。みんな、すぐには並ばないはずだ。「ちょっとでも不安があれば、何でも早めに尋ねて確認しましょう」でした。それが苦手だったりする。


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