コラム
 時には不完全な情報に泣く  日本人のせっかち

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★コラム
時には不完全な情報に泣く 

さて、ついにロンドン入りです。今日は憧れの大英博物館。連れが一番楽しみにしている場所だったのですが、何せ「盛りだくさん」ですから、半日の時間を取るのがやっと、というかわいそうなスケジュールになってしまいました。ガイドブックによると、木曜・金曜は20時30分までギャラリーが開いているらしいので、15時前に着いても6時間近くは見られるからと組んだ予定でした。

ところが、まず列車がバースを出発したと思ったらすぐに止まってしまい、パディントンへは20分あまり遅れて到着。何かが線路をふさいでいると言ったような気がするのですが、詳細はわかりません。今度はホテルに着いて間もなく、暑くなったせいか食べ物のせいか、調子を崩してしばらく休憩。ホテルを出たのが、すでに15時をまわっていました。おまけに例のごとく道に迷って、博物館に着いたのは16時前。

どうしても見たいところを先に見てしまおうと言うことで、エジプト、古代の近東と見ていきました。さて次はギリシャ・ローマを見ようと思った頃、17時30分ですが、ガードマンの方たちが「閉館なので出て下さい」と追い出しにかかるではありませんか。ここは早くに閉まるのか、と思ってアジアや日本のエリアに行ってみてもやはり扉が閉まっています。後からわかったことには、20時30分まで開いているのは特定のエリアで、しかもこの時はそれがエジプト、古代近東だったという、泣くに泣けないお話でした。あ〜あっ、もっとちゃんと調べておけばよかった。今さら後悔しても始まらず、仕方なく夕食を食べるべく、チャイナタウンに向かったのでした。

日本人のせっかち

日本人、特に関西人はせっかちだと言われます。動く歩道もエスカレータも歩いて進む。でもイギリスだってエスカレータは歩いて進みますよね。関西と同じで左側を空けておかなくては行けません。日本なら左側にいても前の人が止まっていたら、しかめっ面をしながらも止まってしまいますが、同じように止まっていたら、後ろから「Excuse me」と言われたことが何度もありました。それに、信号だって、イギリスでは青になるのを待っていたりしません。車が来なければさっさと渡ってしまいます。私たちも待っていたのは最初だけで、すぐにイギリス流を真似ておりました。でも、車のスピードが速くて意外とタイミングが難しい… 

さて、そこで一つ気が付いたことがあります。イギリスでは日本人のせっかちはほとんど通用しません。なぜなら、ボタンを押せばエレベータはすぐ来るし、電気ポットでお湯を沸かせばあっと言う間に沸くし、もともとスピーディなのでせっかちになる必要がないからです。温風タオルだってすぐに手が乾きます。しょうもない話でごめんなさい。だけど、あの速さが快適だったのは、やはりせっかちだからかしらん?


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