きれいに仕上げる 革は切りっぱなし、縫いっぱなしでも意外にそれなりの作品が出来上がります。また作品によっては敢えてワイルド感を出すためにわざとそうしているものもあるくらいで、ここに書いてることは絶対必要な作業というわけはありません。まあでも覚えといて損はないでしょう。 |
1、コバ(へり)を磨く 革の切り口のへり(角)を落とし、磨きます。これは別にやらなくても実用上何も影響ありませんが、見た目的なところでやはりきれいになります。よく「あそこの店はコバ処理がなってない」とか掲示板で見かけたりしますが、この作業のことです。くどいですが、趣味のレベルならやらなくても使用には影響ありません。 これがへり磨きです(→) これは木製ですが、プラスチック製もあります |
![]() |
こんな風にへり(革の裁断面)を磨きます。きれいに磨くとツヤが出てきれいです。 | ![]() |
2、仕上げ そのまま出来上がりでも問題はありませんが、汚れがつくのを防いだり、光沢を出したりするために仕上げ剤をつかうことが多いです。「レザーワックス」「レザーコート」などが売られています。レザーワックスは布などにしみこませて塗り広げるとよいでしょう。数百円とごく安価なものですので、試してみてください。仕上げ剤の種類や、革の種類によってもかなり仕上がりが変わります。必ず余ったハギレの革で試してから使ってください。 革の裏側は「床(トコ)」とよばれ、専用の仕上げ剤を使うときれいに仕上がります。「トコノール」などが売られています。トコに塗って半乾きくらいになったところで布などで磨くとトコの毛羽立ちが抑えられて、きれいなツヤが出ます。ただ、皮の表面にはみ出すと汚れてしまい、シミになって取れなくなるので注意してください。使う場合はなるべく縫い穴を開ける前にしましょう。(縫い穴あけてからだと、穴から表に染み出ることがあります。)しかしトコに塗るからってトコノールかよ・・・ネーミングが○林製薬レベル。。 _| ̄|○ 右はよく使う仕上げ剤です。左からトコノール、レザーワックス、一番右はコバスリックです。裁断面(コバ)に塗って磨くときれいなツヤがでます。なければトコノールでも代用できます。 |
![]() |