がるのレザークラフトのぺえじ


さあやってみよう!

 レザークラフトなどというと特殊な技術のように思ってしまいますが、とにかく革を切ること・縫うことさえできればとりあえず何でも作れます。それに何を作るにしたって結局作業の大半は切る・縫うです。


革を切ってみよう

 やったことのない人は意外に思うかもしれませんが、牛なめし革は普通に工作ハサミやカッターナイフで切れます。感触は硬めのフェルトを切るような感じで、意外に柔らかいです。よほど特殊な革や靴底用みたいな激厚の革でないかぎり、布なんかより革のほうが簡単に裁断できます。ただし単価が高いので、パーツの設計が正しいか、またできるだけ無駄な切れ端を作らないよう、パーツの取り方を十分確認しましょう。


道具 上から工作用はさみ、革包丁、へりおとしです。革包丁の代わりに大きめのカッターナイフでもオッケーです。へりおとしは切断面の角を落として丸めるのに使いますが、なければ紙やすりで磨いてもよいです。一番下は切る道具ではありませんね。
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さあ縫ってみよう!!(とりあえず編)

まずは縫い穴を開けます
菱目打ちで穴を開けていきます。先に鉄筆などで穴を開けるところに軽くラインを入れておくとわかりやすいです。ラインに沿って木槌で目打ちを打ちますが、意外とさくさく開きます。え、なんで写真じゃないのかって?撮影してくれる人がおらんからですよ、ごめんなさいねっ
図は3本目打ちを使った場合です。一度に3つ穴が開いてますね。で、続きを打つとき、目打ちの一番端の目を最後の穴にかけて打ちます。
つまりこうなります。
新しい穴は2つしか開けられないのですが、全ての縫い穴が等間隔で開けられる、というわけです。
あとは繰り返しです。

次に針と糸の準備です
糸にワックス 写真 糸を使うだけ切って、ろう引きします。糸でゆで卵切ってるみたいな感じであります。え、写真はどうしたかって?セルフタイマーと三脚ですよ、どーせ。ふーんだ。
針(2本)と糸を用意します。糸は最低でも縫う長さの2倍以上必要です。
で、普通の裁縫ではこうやってダンゴ結びで糸を針に結ぶんですが、これはレザークラフトではNGです。これをやると結び目が穴にひっかかってしまい、針が通りません。
ほんでレザークラフトでは結び目ができないようにします。まず糸を針の穴に通し、その端を針に突き刺します。
あとは適当に引っ張ってください(なげやり)
そのまま糸を貫通させてしまいましょう
こんな感じにできあがります。反対側にも同じように針をつけます。



さあ縫おう!
準備が出来たらさっそく縫ってみましょう。縫い方はミシンと同じで、左の図のように上下から同時に縫っていきます。
上の断面図です。

ね、簡単でしょ?これだけでとりあえず切る・縫うはオッケーです。

ホントはもうちょっと手順があるのですが、手軽に始めるために省いています。
それについては「きれいに縫う」で説明します



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