☆ひとりごと〜移ろいゆく日々のまにまに なんとなくこんなページ立ててみたんですが、なんか日々の自分の思いみたいなのも吐き出してみたかったりなんかして。そんなん知るか、革にしか興味ねーという方はこちら→脱出ボタン |
スケボー再開してみたりの件 ある日意味もなく早朝ドライブして海沿いの埋立地に行ったら、めずらしく釣り人も誰もいなくて半径見える限りメートル完全に無人だったのです。 空にはほろろほろろと飛び交うかもめ、水平線に上るオレンジの朝日 そして地上にいるはただ我ばかり だれもいないよう さみしいよう…… そのときどこからともなく聞こえた謎の声 こら待て。早まるな。 (ハッ)あ、あなたはどなたですか? わたしは早起きの神だ。太陽も昇らぬ朝っぱらから用もないのに車でうろうろするようなバカタレどもにささやかな幸せのおすそ分けのふりしてお友だちパンチ(注1)をくらわすのが私の……コホン、いや何でもない気にするな。 はあ…… ところで小僧、ここにだれもいないということは、つまり今ならここで何してもいいわけだ、そうは思わないかね明智君? ……まあ、そういうことになりますね おいおい、もっと素直に喜べよ。古典的に海に向かって大声出して好きな人の名前を叫んでもいいし、詭弁踊り(注2)してもいいし、”腹ふり”してもパンク侍に斬られる心配すらない(注3)んだぞ。もちろん立ちションだってやり放題だし、何なら立ちウン○だって…… だれが立ったままウン○なんかしますか、誰が!! もののたとえだよ、君もわからんやつだな。とにかくわしが言いたいのは、尾崎豊に歌われるまでもなく君は無限に自由だということじゃよ ぼ、僕は自由なんですか?(顔を上げて目を輝かす) 当たり前田のクラッカー!さっきからずっとそう言っておるではないか、このばかもん。 ところでお前には何かやりたいことはないの? いや急にそんなこと言われても…… ばかもん、チャンスもピンチも突然やってくるものと相場は決まっておる だいたい自分のやりたいことくらい普段から把握せずして主体的に生きる力(注4)なんか育つわけねー、違うか、え? どうだ? ええ、まあ確かに…… ええい、はっきりせんやつじゃのう。そんなんだから女にも(略 おいおい冗談だよ、そうおっかない顔で睨むな。 そうじゃ!ほれ、ずっと車の後部座席に放置してた長スケボーがあるだろ、あれに乗れ え"?だってあれもう何年も乗ってないし、それに今さらこの歳であんなのとても恥ずかしくて……うじうじ……(シャツのすそをつまむ) ええい、やめんかうっとうしい!だから誰も見てないって言ってるじゃないの、誰も見てないのに恥ずかしいも糞もウン○もねーだろ、違うか?さあ、十年前君がサーファーになるために仕事も家庭も恥も外聞もかなぐり捨ててこの町へ来たあのころの情熱を思い出すんだ! でも誰もいないでしょ?もし転んで怪我でもしたら……うずうず そんときは潔く死ね は? ギャグじゃよギャグ。いちいち怒るな。安心せい、わしがちゃんと見ておる そ、そうっすよね、神さまが見てるなら大丈夫っすよね ガチャガチャ(スケボーを取り出す) ほんで結局(↓) |
ほんまに乗るんかい!! わしゃ死んでも知らんぞ え?だってさっき大丈夫だって……わー、動き出したよう、止まらないよう わしは「見ておる」と言っただけだ。大丈夫なんて一言も言っとらん。 そんなのひどいよう、詐欺だよう、大怪我したらどうするんだよう そんときはあきらめろ、だいたいお前が消えても職場ですら誰もそんなに大して困らん それ全然慰めになってないっす、つーかリアルでシャレにならん(泣 泣くな男よ、人生誰でもそんなもんだ うわ、ちょ、やば、やば、まじでやばいっす〜!! そうして冷たいアスファルトの上にすっとんだまま、いずこかへ転がり去るがるであった。 迷走につぐ迷走、次回、謎の暴走の果てに彼が見たものとは??(注5) (注1)森尾登美彦を読め (注2)上に同じ (注3)町田康を読め (注4)「主体的」「生きる意欲」教育関係のレポートを書くのに重宝する業界用語。ややバカ一的に使われ気味なのが(自粛 (注5)次回の予定はありません |
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