TOOL



 はっきり言って、高い工具は持ってません(^^;
ほとんどがホームセンターの激安よりはマシって程度です。一部、こだわりの工具もありますが・・・大体はストレートで買ったもので、値段の割にはそこそこいい工具だと思いますし、これで不自由したり問題が起こる事は無いです。
 色々な作業をするのに一通り揃えるとかなりの種類の工具が必要になります。私は、高い工具で最低限度の種類を集めるより、安くても一通り揃えた方がメリットが大きいかなぁ?って感じで揃えました。
 良く使う工具は、やれてきますが、こういう工具は「よく使う=投資効果大」なので、ちょっと高級なのに順次交換していきます。
逆にめったに使わん工具は、なかなか悪くならないので、そのままですが、いざと言う時に「一応持っている」又は「その作業ができる」安心感はありますんで・・・(笑)
 それと、工具は使い方一つで、ガズガチにしまったボルトを難なく外せたり、逆になめてしまったりします。この辺りは何度か失敗も必要ですが、工具屋さんのHPなんかを見るととても参考になる所もありますので、読み物として読んでみるとためになるし面白いです。

○ ハンドツール

・ スパナ、コンビ、メガネ


スパナ、コンビ・・・の一部

 基本はコンビネーションスパナで、よく使うサイズはメガネや両口スパナも併用って感じ。ほぼ全てが「ストレート物」で一部KTCです。10mmのコンビはFZRのタンクの付け外しとかに多用するので、ラチェット機構付きのもシャレで買ってみましたが、なかなか使えます。本当は、スナップオンとかのストレートのメガネとか、凄く薄い頭のスパナとかは便利そうなんですが、今の所FZR+ベクスターの整備では手持ちので対応できています。

・ ソケットレンチ、ラチェットハンドル等
 普段の作業は大体3/8のラチェットハンドルか1/4のラチェット、Tハンドルで作業してます。Tハンドルが使えたら、多分一番回すのは早いかも。3/8のラチェットハンドルハンドルは柄の長いのと短いのを使い分けてます。短いのはとても便利です。
 トルクレンチは一応形だけでも持っていないと不安ですので、トルク指定のある所はたまに使います。しばしば付けたり外したりする部分は感覚でトルクを覚えてしまいますが・・・。
  ボックスは、インパクト用も併せて、6〜27mmまではほぼ2mm単位で、後は29、32かな・・・ベクのクラッチ外し専用。インパクト用は1/2角ですが、それ以外は殆ど3/8で6〜14までは1/4も2mm単位で用意してます。ディープは、よく使う10、12、14とベクのプーリー外しのための22インパクト用(^^;
 後1/4は六角のビットも用意してます。特にキャブの同調を取る時は、これがとても重宝します。


3/8ハンドルの一部。右端のは失敗のフレックスヘッドのハンドル

  失敗は・・・
  ラチェットアダプターとフレックスヘッドのハンドル・・・
ラチェットアダプターを使えば、Tハンドルでラチェットみたいに使えるのですが・・・何のためのTハンドルか分からんです。めったに使いません(^^;
フレックスヘッドのハンドルほとんどの場合フレックスジョイントで十分です(-_-;。

・ ドライバー、HEXレンチなど


真ん中のグレーのがANEXのACRつきのNo2+ドライバ。
右端のはあまり使わなくなった、ラチェットドライバ。

 ドライバーもストレートで買った安い物が主ですが、良く使うNo,2+はANEXのを好んで使ってます。これは先端にカムアウト防止(ACRって言います)のギザギザが付いていて、しっかっりとネジを山に噛むのでナメりにくいです。最近これもヤレてきたので、次はカムACRの付いたもんで何か良いのは無いかと物色してますが、スナップオンのは良いのですが、貫通でないのでパスなんで、また同じANEXにしても良いのですが、Weraが気になって仕方ないんですよねぇ(^^;。あとはNo,2+はベッセルの貫通も別に用意してます。どつきたおす場合、ANEXのでやるのが気が引ける時用です(^^;
 −ドライバーは殆ど、ストレートので十分ですが、No,2-はベッセルの貫通も用意してます。殆どタガネのように使うので、これは安いのが一番(^^;
 ショックドライバーはめったに使いませんが・・・ネジ止め式のブレーキフルードのタンクなんかは何度か助けてもらいました(^^;
ラチェットドライバーは便利なんですが・・・通常のドライバと別に用意するくらいなら電動ドライバを使う事が多くてあまり使ってない(^^;

 六角レンチは一番よく買い換えました(過去形)安いのはすぐに曲がって(よじれて)きます。全然あきません。なんか、六角レンチは安もんとの差が大きいような・・・。PBが欲しかったのですが、Wiha(ビーハ)(http://www.wiha.com/)のがたまたま安くで有ったのでこれを気に入って使ってます。型番は369RS9で、マジックリングってCリングによるボルトの脱落防止機構が付いていて、これがむちゃくちゃ便利です。アルミでもなんでも磁石にくっつかないボルトも保持できるのがみそです!もちろん、相当なトルクをかけても曲がるようなやわな物ではありません♪

・ 特殊工具など
 特殊工具の中で一番使うのは・・・何故か4連バキュームゲージかも(^^;古いバイクが2台有って、キャブの付け外しをすると必ずと言っていいほど同調はずれますので、年に最低2回は同調調整をやります。既に10回近く使ってますので、十分投資を回収した珍しい特殊工具です(爆)
バイク屋さんに頼むと1回4〜5000円要ります。購入金額が9800円なんで、2回で投資回収できます♪


 クラッチ・プーリーホルダも、これから活躍してくれる工具かも(^^;スクーターのプーリーやクラッチ交換、FZRのクラッチ交換をやれば一瞬で投資を回収できる工具です。これまでは、スクーターのクラッチアウターの掃除と部品取りFZRエンジンの分解、FZRのクラッチ交換に活躍していて、これも投資は回収できてます。バルブスプリングコンプレッサーは、FZRのスペアエンジンの分解時に使っただけ。今後使う予定はもちろんありません(^^;いまFZRに積んでるエンジンでこれを使わないかんようになったら・・・どないしょ(-_-;

 これは、よく使います。いわずと知れたワイヤーインジェクターです!アクセルワイヤーにオイルを入れると気持ちよく動くので、年に3回以上使います。この時、CRCよりフッ素入りの潤滑オイルを入れるとスムーズさが長持ちします。元が安いので投資に見合った効果は得られてます♪

 ベアリングプーラーは・・・ホイルベアリングを交換しようとして買いましたが・・・ホイル外してみてみると全然大丈夫(^^;当面使う必要が無くなってしまった悲しい工具です(-_-;右側は、車のハブベアリングとかを外す為のベアリングプーラー・・・間違って買ってしまったので、恐らく投資回収は無理な不良債権・・・でなくって、不要工具です(>_<)


○ エアツール


こんな安モンでもあるのと無いのでは大違い!おかげで出来る作業の範囲が広がりました♪

 エアコンプレッサーは、1.5馬力、25Lタンクの小さいのを使ってます。
購入にあたって相当葛藤のあった工具です(笑)まず、置き場も問題やし、騒音、値段、はたして使うか・・・ナドナド。たまたま、入ったホームセンターに処分価格の1万で売ってて、この値段なら、スクーターのベルト交換1回分の工賃なんで、速攻投資回収できると考えて・・・衝動買いです(^^;
もちろん、FZRのチェーン交換、クラッチ交換、ブレーキ関係の整備など・・・エアツールが使えたら、出来る整備の範囲は一気に広がりますし、作業時間の短縮もできるしね♪置き場は家の中の倉庫の一角を何とか空けて設置。そこから外まではホースを引っ張るだけ。これなら、騒音問題も関係無いし・・・。

 コンプレッサーを買っても先に付ける物が無ければ、おまけで付いていたエアダスターで「プシュプシュ」してるしか使い道が無いので、インパクトレンチを買いました。これは、近くのホームセンターで1台だけ売れ残ってた処分品で3980円の激安品!全く問題なく使えます。積極的にエアツールは使わんので(出来る限りハンドツールを使う・・・準備と後片付けがめんどうやしね)これで十分です。インパクト用のソケットは、オマケででついていたものの他にも必要に応じて、ディープソケットがいくつかと、ベクのクラッチ外しのために32mmって馬鹿でかいのがあります(^^;


必要にして十分の性能です。毎日使うわけではないので、耐久性は無視(^^;
ただ、ダスターはコレだけだとかなり使いにくいなぁ・・・

 あとは、いちいちスタンドとかバイク屋さんに行かなくても、いつでも好きな空気圧でタイヤに空気が入れられるのが魅力ですし、キャブの掃除がムチャ楽です(^^/エアダスターだけでも使い道はいっぱいあります。エンジンのクランクケースの上は砂だらけになってますが、エアダスターなら一気に吹っ飛ばして終わりです!プラグホールのゴミも、ラジエータの虫の死骸も、細かい所にあるホコリもきれいさっぱり吹き飛ばせるのはイイです!

○ その他の工具


「掴む」工具とバーコのモンキーレンチ。

 グリップ類はそれ程凝ったもんは有りません・・・って言うか、最小限+激安で揃えてます。スナップリングプライヤも、いきなり必要に迫られてホームセンターに買いに走った代物です(^^;ホントはこの辺りはKNIPEXのが欲しいんだけどなぁ・・・。 モンキーレンチはBAHCOです。はっきり言って、これ以外のは使えないって言っても過言ではないかも(^^;とにかく精度が良くって、ガタガタしないので使っててイライラしません。ま、めったに使わんのだけど(^^;写真で右上のはホースのクランプに使ってます。コレは安くて色々使えます。特にブレーキホースを外す時には大活躍。

 テスターは元々持っていた20年選手のがダメになったので、これまでは電子工作用として持っていたものから、温度とかエンジン回転数まで測れるのを購入。エンジン回転数はベクみたいにタコメーターが付いていないバイクのアイドリング調整には役立ちますし、FZRでも同調取る時に厳密にエンジン回転数を合わせる時などは使えます。テスターとしては極普通のものです。

○ ケミカル
 整備に使うケミカルで一番使うのは、ブレーキクリーンかな。次いでシリコンスプレー。CRCよりGRPオイルスプレーの方が使うこと多いかも。GRPオイルスプレーは浸透性が高いのでちょっと塗れば効き目抜群です。円陣屋至高のCPOとか言う(チェーン)オイルも使ってます。見た目は普通のマシンオイルのようですが・・・確かに浸透性は高いみたい。

 グリスは、場所によって、有機・無機モリブデングリス、リチウムグリス、シリコングリスの4種類の使い分けをしてます。特殊なのはバッドグリス位で、これはネジの焼きつき防止にも使ってます。パッドグリースとして売ってる奴より、アンチシーズとして売ってる奴の方が安いし、物は同じじゃないかと・・・。スプレーグリスは細い隙間に入れる時に重宝します。


グリス色々と磨き用のコンパウンド、ユニバーサルブルー(液体パッキン)

無機モリブデン:温度高い、加重が大きいなど・・・主に色々な部分のベアリングカラーとかシャフトかな。
有機モリブデン:ここ一発の加重のかかる所(^^;基本は無機と同じですが、色が黄色なので目立ちにくい♪
リチウムソープ:水がかかるような所・・・ホイルベアリング。シャフトはモリブデンを付けてます。
シリコン:ゴム関係のOリングとかブッシュとかそのカラー周辺、ブレーキ周り。後は・・・バッテリーの電極とかスイッチの接点。
ラバー グリス:これは基本的には、シリコングリス+有機モリブデングリスのような物を使ってます。名前の通りゴム部品全般に使います。
パッドグリス:今はRKのを使ってます。パッドの裏に塗るのですが、高温になる所のボルトのカジリ防止にも使ってます。
普通写真のようなチューブで買うとサンデーメカだと恐らく一生モン位の量があるんだよなぁ・・・(^^;

○ Oリングセット
 何かパーツをばらした時に、Oリングがヘタってしまっていることってよくあるのですが、Oリングセットを持っていると、すぐに組み立てる事ができます。無いと、一旦く組み立てをあきらめて、パーツの注文をして・・・って事になり慌てない時は良いのですが、そうでない時はかなりあせったりします(^^;
 時間の無いサンデーメカは、安い物なので持っていて損は無いかもしれません(^^)


Oリングセット右端のは各種アルミのクラッシャブルワッシャ。その下には大きめのOリングが隠れてます。

 ホントにココに掲載しているのは一部だけで、他にも色々有るんで、特殊な工具を必要とする作業以外は殆どの作業ができるようになっています。今後追記していきます!


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