「身体をデザインする ―不透明なインターフェイス―」
2002.10.24 - 11.5

奥村雄樹
1978年生れ.2002年、多摩美術大学美術学部絵画科卒業.現在、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻在籍.
2000年 フィリップモリスアートアワード2000グランプリ受賞.
2001年 「ザ・ファースト・ステップス」(グレイ・アートギャラリー、ニューヨーク)
2002年 「エモーショナル・サイト」食糧ビル、東京(11月)


「Romance」自分の陰毛一本一本に無数の透明ビーズを通していき、それを山盛りに積み上げたもの

日野貴行

1973年生れ.1998年、神戸大学大学院修了.
1998年 「FUNDAMENTAL」 (CUBIC GALLERY)
2001年 「希望があるから不安になれる」 (STREET GALLERY, CONTEMPORARY GALLERY)

左:[For 10 fingers and toes]フリークライミングの壁をモチーフにした弱々しい石鹸のオブジェ
右:[untitled]葉脈に刺繍


スキー板を履いて歩道橋を渡り歩く「スキーマン」、ボクシング・グローブをはめて喫茶店で食事をする「ボクシングマン」というタイトルのビデオ作品で身体の機能を再確認していく。

* アーティスト・トーク
10月27日(日)18時30分〜 司会:原久子(美術ライター/ハラ・アート・オフィス)


キュレイション・企画・運営 植田憲司
1979年生れ.2002年、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業.現在、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科在籍.

展覧会趣旨

身体は私たちにとってあたりまえのように存在しているようだ。このあたりまえのように存在している身体をめぐって創作をしている二人の作家を取り上げる。
この展覧会は私たちのあたりまえの身体がどのようにあたりまえでないかをあきらかにしようとする試みである。身体を素朴に透明で自明なものとして受け入れ、無意識化してしまうのではない。そのことをわかったつもりになることでもない。たえず身体を問題にしていく態度をとりあげる。


IAMASからのキュレイター x THE OWL PROJECTによるサポート