
3日目
テントを片付けて、朝日岳へと向かう。登山道は灌木のなかを登っていくように付いている。蚊が多かった。
一時間くらい登りつめると、急に見晴らしが良くなった。草原の上につけられた木道を歩く。うすい乳白色の朝モヤのなか、幻想的な雰囲気でとても気持ちの良い道である。
木道を登り終えて朝日岳山頂に到着。
![]() 朝日小屋の前で |
朝日岳山頂からは大展望である。白馬岳が遠くに見える。ずいぶんと歩いてきたのだと思う。山頂で帽子を脱いだのだが、そのまま置き忘れてしまった。
山頂をあとにして、蓮華温泉へと下ることにする。山頂からすこし下ったところで豊富な残雪が見られた。その後ザレた斜面を下る。この時点では森林限界を越えている。
しばらく下ると、栂海新道と蓮華温泉の分岐点である千代の吹き上げに着く。ここから日本海の親不知まで道が付いているのだと思うと不思議に感じる。いつか行ってみたいものだが、今回は進路を右にとり蓮華温泉に向かう。
千代の吹上からは湿地とお花畑が連続する森の中を進む。ここでも小さな残雪はところどころに見られる。残雪のあるところには雪解け水によりサラサラとした清流ができていたりする。
しばらくすすむと青ザクとよばれるガレ場に出る。ガレ場を降りると木道を歩くようになる。木道は草原の尾根の上に延びている。五輪尾根と呼ばれるところである。
この木道、かなりの傾斜があり結構あぶない。濡れていると非常にすべりやすい。私は2回滑ってしまった。木道でこけて骨折することもあるので要注意である。
花園三角点を通過すると樹林帯の中の溝状の道を急降下するようになる。カモシカ坂を下りきると白高地沢に出る。白高地沢にかけられている橋は見当たらなかったのが、水量が少なかったので渡渉した。
白高地沢を過ぎると再び樹林帯の中を歩く。じめじめした感じの道であった。しばらくすると瀬戸川に出る。今度は立派な橋がかけられていた。
瀬戸川を渡ると、登り返しである。この登り返しはかなりきつかった。ここにいたるまでに相当な距離を歩いてきたので疲れもあるのだが、この時点での登り坂はこたえる。しかも結構長い。
登りきると、兵馬ノ平と呼ばれる湿原にでる。木道がつけられている。兵馬ノ平をすぎると林道にでた。あと少しで蓮華温泉に着くのだが、これも登り坂となっており最後の力をふりしぼって蓮華温泉に着いた。
蓮華温泉で入浴し、ビールを飲む。蓮華温泉からはバスに乗って平岩駅に行く。平岩には往きに乗った「リゾート白馬アルプス号」が停車してくれる。この山間の小駅に、大阪行きの列車が停まってくれるのは本当にありがたい。
列車はガラ空きで、私が乗った車両には富山まで私1人しか乗っていなかった。列車は22時ごろに京都に到着した。