今、NHKで「日本の名峰」が放映されていますが、白馬岳を見ていてとても懐かしくなってアルバムを取り出し、久し振りに山行記のページを作りたくなりました。時間などの詳しいデータはないのですが思い出すままに写真にコメントを入れて作って見ました。(2007・8.20)
日時 1994年8月5日夜行バス〜8日
泉北山歩会の夏山山行 |
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朝早く猿倉に到着しました。ロッジのような
建物があったと思います。その前の広場で
準備を整えて、大きな山塊を眺めつつ
白馬尻へと歩きはじめました。 |
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白馬尻です。眼の前に聳える白馬の山塊は凄い迫力で迫ります。
この小屋の前には「ミソガワソウ」がきれいに咲いていたのを覚えています。 |
アイゼンを履いて準備完了 |
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登っていくほどに涼しく16度だと聞いた覚えがあります。快適です。行く手に聳えるは「杓子岳」の岩峰
どんどん大きくなって頭上に被さってくる様に思いました。 |
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それは、それは恐ろしくいまだに記憶に鮮明です。 |
途中雪渓に沿ってお花畑だなぁと思うところが繋がっていて黄色や白のお花が一面に咲いていました。
「葱平」ではゆっくりと休憩し続く小雪渓に備えます。この年の小雪渓は名ばかりで雪はなく、ゴロゴロ石がグラグラらしていてとても歩きづらく皆これでバテたのでした。 |
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大きな雪渓があってその前の「頂上宿舎」が
今夜のお宿です。
この雪渓のお水が小屋の水源のようでした。
早速リュックを置いて小屋の周辺を散策しました。
小屋の裏にあるキャンプ場では沢山のテントの花
が咲いています。
私の好きな「トウヤクリンドウ」 終わりがたのウルップ草もほんの数輪ですが見ました。 |
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杓子岳、と白馬鑓ガ岳をバックにして。
北の方を見ると
雪倉、旭岳が見えます。
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日の出を頂上で拝もうと言う事でヘッドランプを付けて小屋を出発しました。
ゆっくりと一歩一歩頂上に向って歩きました。もう、頂上は人でいっぱい。
頸城山系の向こうにご来光が、、、
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振り返ると雲の上に剣岳が浮かんでいました。
清々しい気持ちになりました。
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どんどん、明るくなって来て杓子岳、白馬鑓がきれいです。 |
中央は杓子岳、左は鹿島槍、その右の遠方には穂高連峰が、右側の奥は立山連峰。 |
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右のお山が白馬岳。 |
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ご来光の後、予想したように
快晴となりましたがこの辺まで来ると雲が多くなって来ました。
三国境を通過してどんどんと稜線を飛ばします。
この辺には、コマクサの群落があったはずなんだけどなぁ〜、、、
見落としました。
随分歩いて小蓮華山に着きました。小休憩をして続いて気持ちいい稜線歩きです。
稜線の向こうに
白馬大池が見えてきました。
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池はどんどん近づいてきます。白馬大池小屋は
ペンキ真っ赤に塗り替えてきれいでした。 |
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この辺から写真が1枚もなくきっと、フィルムがなくなったんでしょう、
小屋の裏からは大きな石が累々と続きピョンピョンと飛びながら登って行きました、
やがてケルンの前に出てそこが白馬乗鞍岳です。
横目で見ながら通過していくと大きな雪渓に出会います。下界からも良く見えているあの雪渓です。
リーダーの指示で直下降せずジグザグを切って通過しました。
そこからの下りの厳しかった事、登ってきた人から「もうすぐですか?」と訊かれた時には答えに窮しました。
あの登りは凄い。
やがて「天狗の庭」と呼ばれる湿地帯に出て天国に来たような気持ち、
ほっとしてロープウェイの駅に急ぎました。長い列に並んで荷物を量ってもらい料金を払って下山しました。
早朝、ペンションの窓から白馬三山が見えました。
また何時かこの眺めを見に来たいと思いました。 |
ご覧頂きありがとうございました。
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