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淼々 Byobyo
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西脇市岡之山美術館 アトリエ 1
2011.1.4-22 |
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六感の谺こだます志保世界
気を身体に充満させながら、
未踏の詩性を探る
筆先に迸ほとばし
る気を一息に墨に託す
重積されていく墨の隙から滲み出る
萬感を醸かも
す極彩の気の空間。
四囲の樹々へ響き合う無言の刻は何なのだろう。
媒介の役割を果す「和紙」ならではの役割を
志保さんがどのように裁ききるのだろう。
小さな空間「子午線交叉」の地点から
発信する気こそ彼女が産んだ魂にほかならない。
六感に谺こだます気よ
気を包む
気を畳む
気を切る
気を呼ぶ
気に語る
気と和む
そして
気の凪ぐ刻
大地の声が生まれる
四囲に声が満ち来るなかへ
呼応する魂が流れ込む
新しい気よ蝟い
集せよ
気をどこまでも抱え込むうちに
時の譜が重なり
滲み出るように奏でる
極彩の風景が浮かび上がってくる。
その先に
今年が始まる
気の隙を透して瞬く詩が
そこにあった
美術家 西脇市岡之山美術館館長
来住 しげ樹
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