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●   『ちょっとサイエンス』   2002/10/3   No.94  
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●    発行者 Fujiken        不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「使い捨てカイロ」
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使い捨てカイロの袋には、原材料として、鉄粉、木炭、活性炭、食塩、水が入

っています。

発熱に直接関係あるのは鉄粉であり、使い捨てカイロは鉄の酸化熱を利用した

カイロです。

通常、空気中で鉄がさびる反応は、ゆるやかな酸化です。

鉄がさびる反応は非常にゆっくりと進行するので発熱していることはわからな

いですが、もし、熱が逃げないような装置の中でさびさせれば発熱しているこ

とがわかります。

この鉄のさびる反応をはやめ、熱が多量に発生するようにしたものが使い捨て

カイロなのです。

表面積を大きくするために細かい鉄粉が使われ、水や食塩は、この酸化を促進

するための触媒なのです。

したがって、ビニール袋を開封し、中身の鉄粉が空気(酸素)とふれあうよう

になると反応が始まり、はやくあたためたいときは軽くふり、鉄粉が空気とよ

くまざるようにしてやればいいのです。

(「科学トピックス」啓林館 参照)

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■ちょっとコメント■

使い捨てカイロがでてきて、とても便利になりました。

昔は、金属製の四角いものに、綿がつめてあって、ベンジンをしみこませ点火

し、袋に入れて利用していましたが、熱くなりすぎたり、いちいちベンジンを

いれたりとても手間がかかったものです。(若い人には知らない人が多いと思

います。)

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