**************************************************

●   『ちょっとサイエンス』   2002/8/29   No.89  
★          
●    発行者 Fujiken       不定期発行
★                       
**************************************************

毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

----------------------------------------------------------------------
■今日のテーマ  「ダークマター(暗黒物質)」
----------------------------------------------------------------------

星や銀河など、可視光で見える物質以外に宇宙に存在していると考えられてい

る物質。可視光では見えないのでダークマター(暗黒物質)と呼んでいます。

宇宙の全物質の90%はダークマターであると考えられていますが、正体はま

ったくわかっていません。


そもそも、なぜこのダークマターが存在すると考えられているかというと、星

や銀河の質量だけでは、計算上の宇宙の質量をはるかに下まわるからです。


ダークマターの候補としては、中性子や陽子からなる普通の物質「バリオン物

質」と、ニュートリノ、超対称性粒子、アキシオンなどの「非バリオン物質」

が考えられています。


「バリオン物質」の一つとして「ブラックホール」があります。

ブラックホールは小さくても、太陽の30倍以上の星が超新星爆発したあとに

できるものなので、ダークマターの候補としては一番可能性が大きいと言える

かもしれません。となると、今考えられている数よりはるかに多くのブラック

ホールが存在することになり、これからの研究・観測がまたれる状態です。

(ニュートン創刊15周年記念特別付録「絵で見る科学のキーワード」参照)

-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-

■ちょっとコメント■

ちょっと前まで考えられもしなかった「ブラックホール」と「ダークマター」

まったくイコールと考えるのは間違えかもしれませんが、私はかなり関係が

あると思っています。

私がダークマターを知ったのは、ニュートンの雑誌を読んでいたときで、もう

20年ほどまえになるでしょうか。

宇宙が黒いのはあたりまえですが、そこには目に見えない「暗黒物質」が存在

していると考えなければならないようです。

======================================================================

■お知らせ■

私(Fujiken)はもうひとつのメールマガジン
『さよなら命−くつのひもが結べない−』を発行しています。
私の高校時代を中心とした自伝的小説です。
受験に悩み、いろいろな恋をし、そして最後は・・・。
爽やかさもあり、考えさせられるところもある青春小説です。
途中から読まれる人のために、「これまでのあらすじ」や
バックナンバーも用意しています。
よかったら登録して下さい。もちろん無料です。

登録はこちら→ http://www5a.biglobe.ne.jp/~fujiken1/index.htm

======================================================================

■登録・解除は下記のホームページで行えます。

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~fujiken1/

■質問、感想などはEメールでお願いします。

 Eメール:fujiken@mvb.biglobe.ne.jp

■バックナンバーはHPまたは下記URLへ

  HP :http://www5a.biglobe.ne.jp/~fujiken1/

URL:http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000046152

======================================================================

このメールマガジンはインターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。 http://www.mag2.com/

マガジン名:ちょっとサイエンス マガジンID:0000046152

======================================================================