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●   『ちょっとサイエンス』   2002/8/22   No.88  
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●    発行者 Fujiken       不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「ブラックホール」
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地球からロケットを打ち上げたとき、地球の重力に反する、重力以上の速度が

なければ、地球の重力圏から離れることが出来ません。この速度のことを

「脱出速度」といい、どの天体にも存在し、天体が重いほどその速度は大きく

なります。


天体が非常に重いとき、速度を増していっても「脱出」することが出来ない

天体が存在してもおかしくありません。


そこで、現在分かっている一番速い「光」(電磁波)の速度でさえ、脱出でき

ない天体が存在する可能性があります。


これは、光が出てこないのですから、外からは黒い穴のように見える(?)で

しょう。そこで、「ブラックホール」と呼ばれています。


太陽の質量の30倍以上の星が超新星爆発を起こしたときにできると考えられ

ています。

銀河の中心核にも巨大な質量のものが存在しているらしいのです。

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■ちょっとコメント■

ブラックホールという名前を聞いたのはいつだったのだろうか?

たしか、大学時代だったような気がします。

今回は脱出速度という観点から説明してみました。

ブラックホールは一般相対性理論から予言されていたものです。

いまは、ハッブル宇宙望遠鏡などで、それらしいものがいくつも見つかっている

そうです。

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