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● 『ちょっとサイエンス』 2002/8/15
No.87
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど！と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「銀河系（バルジとハロー）」
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太陽系がある銀河系は、２０００億個の星からなります。
真上から見ると円盤状、横から見ると凸レンズ状をしています。
中央の膨らんだ部分を「バルジ」、円盤部分を「銀河円盤」、銀河円盤を包む
領域を「ハロー」と呼びます。
「バルジ」は約１００億個の赤っぽい黄色をした年老いた星からなります。
バルジは全体として銀河円盤と同方向に回転しています。
直径約３０００光年、厚さ約３０００光年です。
「銀河円盤」は星とガスからなり、中心からの距離によらずにほぼ一定の速度
で回転しています。「渦状腕（かじょうわん）」と呼ばれる渦巻き模様があり、
渦状腕では新しい星が現在でも生まれています。
直径約１０万光年、厚さは約１万光年以下で、外側ほど薄くなっています。
「ハロー」は、銀河円盤を包む直径約１０万光年の領域で、主に球状星団など
があり、ハローの外縁部には可視光ではみえない物質が広がっていると考えら
れています。
太陽系は銀河系の中心から約２万８０００光年離れたところに位置し、銀河系
の半径（５万光年）のおよそ３／５のところにあります。
（ニュートン創刊１５周年記念特別付録「絵で見る科学のキーワード」参照）
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■ちょっとコメント■
銀河系の構造なんて知ってるよ！という方が多いと思います。
しかし、中学ではだんだん教えなくなり、宇宙の構造にも触れなくなってきま
した。
これは、相対性理論的宇宙論は難しく、中学ではなじまないからだろという
理由だと思います。
「宇宙の端はどうなっているのだろう・・・？」
なんていう疑問に真剣に解答を考えていたら大変でしょう！！
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