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● 『ちょっとサイエンス』 2002/8/8
No.86
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「彗星」
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太陽の回りを細長い楕円軌道を描いて回っているのが「彗星」です。
彗星は太陽に近づくと「核」の表面から氷やちりが蒸発し、まわりに「コマ」
と呼ばれる大気を作って明るく輝きます。
ちりは常に太陽と逆方向に吹き流され「ちりの尾」がつくられます。
200年以上の周期をもつものを「長周期彗星」
200年以下の周期をもつものを「短周期彗星」と呼んでいます。
彗星の巣としてアメリカのカイパーが1950年代に提唱した小惑星の帯状の
領域を「カイパーベルト」といい、冥王星の外側の太陽から40〜50天文単
位の所に広がっているとされています。
一方、太陽から半径1光年(6万天文単位)の球殻状の所にあるとされる、
彗星の巣をオールトの雲といいます。
カイパーベルトが短周期彗星の巣で、オールトの雲が長周期彗星と考えてよさ
そうです。
(ニュートン創刊15周年記念特別付録、大辞林(三省堂)参照)
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■ちょっとコメント■
彗星には発見した人の名前がつけられます。
日本人では「イケヤ・セキ彗星」イケヤさんとセキさんが同時に発見しました。
「百武彗星」百武さんが発見しました。
私は、彗星とは流れ星のように空を横切るものと思っていたことがあります。
実は、天体望遠鏡でのぞいて、見たことのない小さな星が見えて軌道を計算して
初めて見つけられるものだそうです。決して流れ星ではありません。
今まで、彗星の「ちりの尾」をみたことがありません。
一度でいいから見たいものですね。
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