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● 『ちょっとサイエンス』 2002/4/4
No.68
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「髄膜炎」
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髄膜炎とは、脳髄をおおっている膜がおかされる病気で、脳と膜一枚を隔てた
隣同士ですから、一方がおかされると、両方ともおかされることが多いもので
す。
子どもにとって、おそろしい命取りの病気で、例え治っても精神薄弱、肢体不
自由、性格異常となったりすることが多いものです。
髄膜炎には、急性の、流行性の原発髄膜炎と、いろいろな病気にひき続いてお
きる続発性髄膜炎があります。
続発性髄膜炎の主なものは、体内に結核病巣があり、その結核菌が脳をおかす
結核性髄膜炎や、連鎖球菌、ブドウ球菌などの化膿菌による化膿性髄膜炎、
このほか、細菌やビールス、毒物によるものなどがあります。
続発性髄膜炎の原因は多種多様で、いろいろな病気の終着駅が髄膜炎だという
こともできます。
原発性のものは平素からの丈夫な体づくりが、主要な予防方法となります。
健康なら、例えばビールスや菌に感染しても発病しないといってよく、やはり
虚弱だったり、他の病気にかかってたり、栄養状態がよくなかったり、過労、
睡眠不足で体力が低下していたりすると発病しやすいのです。
(「家庭医学新辞典」池田書店 参照)
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■ちょっとコメント■
私の父は脳梗塞で左半身不随になり、母はその看病で腰痛、メニエル、高血圧
になってしまいました。
その母が、髄膜炎になり、高熱と高血圧が続き、意識障害を起こして入院しま
した。
主治医によると、細菌によるもので、悪い髄液を抜く処置をしましたが、原因
は多発性骨髄腫の疑いがあるとのことです。
多発性骨髄腫は血液をつくる骨髄のガンでいわゆる血液のガンだということで
す。
遠くに離れて住んでる父と母、速く良くなって欲しいと祈ります。
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