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● 『ちょっとサイエンス』 2002/3/28
No.67
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「大気の構造」
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地球を取り巻く大気圏は5層構造をしています。
地表から、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏、外気圏の5つです。
それぞれの、高度と特徴は、
「対流圏」・・地表〜高度約11キロ
活発な大気の対流が生じ、さまざまな気象現象が起きます。
「成層圏」・・高度約11〜50キロ
高度約25キロ付近にはオゾン層があり、生物にとって有害な
太陽からの紫外線を吸収しています。
「中間圏」・・高度約50〜80キロ
上層部の気温は約マイナス80度で、大気圏中で最も低い。
「熱圏」・・・高度約80〜500キロ
上空にいくほど高温になり、太陽からのX線や紫外線により
酸素原子や窒素原子が電離して、電離層が形成されています。
「外気圏」・・高度500〜数万キロ
非常に希薄な大気が、地球の引力によって引き寄せられていま
す。
大気は地表の温度を一定に保ち、宇宙空間からくる有害な紫外線や放射線を吸
収し、生物が生育できる環境を地表に作り出しています。
大気の成分は窒素が78%、酸素が21%、その他1%です。
(ニュートン創刊15周年記念特別付録を参照)
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■ちょっとコメント■
大気圏とはどのくらいの高さなのだろう? と考えたことのある人は私を含め
たくさんいると思います。
ここで注意しなければならないのは、大気圏と対流圏は違うという事です。
巻雲などの雲が出来る上限は、対流圏の約11キロで、ジェット気流も高度
11キロ付近で起こっています。
成層圏にはオゾン層があり、熱圏には電離層があり、希薄な大気があるいわゆる
大気圏は高度500〜数万キロなのですね。
聞いたことのある言葉が整理されましたか?
私も覚えとこっと!
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■読者のメールより■(No.66「バニラって何?」について)
投稿者:べんたさん
ヨーロッパで普通に売られているバニラアイスは、本物のバニラが入っていま
すよ。
初めて食べたとき、感動しました。
ちょっとアイスに黄味がかかって、粒々が入っています。
ヨーグルトにもバニラ味がありますよ。
もちろん、本物のバニラが入ったやつです。
日本のバニラアイスって、なんだったんだろう。
そもそもアイスクリー、ウじゃなくて、ラクトアイスが多いし、
日本の気候には合っているから、別に良いんだけど。
注:アイスクリームは、乳固形分15%以上で、乳脂肪分8%以上のもの
ラクトアイスは乳固形分3%以上のもの
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