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●   『ちょっとサイエンス』   2002/1/25   No.60  
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●    発行者 Fujiken        不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「南海地震」
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今世紀半ば(2030〜2040年ごろ)に発生が確実視される南海地震
(マグニチュード=M8.4前後)、東南海地震(M8.1前後)による各地の震度
予測を、政府の地震調査委員会が公表しました。

南海地震の揺れは西日本一帯に及び、四国と紀伊半島で震度6弱以上、大阪、
神戸など東海西部から九州東部の広い範囲で震度5弱以上になるといいます。

東南海地震は関東から四国地方までの39市町村で試算しました。震源域は
南海地震より東へ若干ずれますが、近畿地方も強い揺れに見舞われ、奈良県
和歌山県、三重県などが「震度6弱以上」と予測されています。

大阪府は地域防災計画で「ゼロ」としていた津波の被害想定を再検討する方針
を決めました。

大阪府は1997年3月に策定した地域防災計画で、南海地震発生後、高さ1.7m
の津波が沿岸部に押し寄せると想定しているが、水門や鉄扉など700以上の
防潮施設はすべて稼働するとみて、浸水などの被害はないとしていたため、
地下街での避難対策はほとんど検討されていなかったのです。しかし、最悪の
事態に備える事も必要と、見直しをすることを決めました。

南海地震への備えは、地域によって大きく違っています。

1946年に起きた昭和南海地震の被害が比較的記憶に新しい高知、和歌山などの
地域では取り組みがかなり進んでいるようですが、中国地方などは手つかずの
状態のようです。

しかし、「行政が助けてくれる」という甘えは捨てて、自宅の耐震補強や救助
用器材の常備など、家庭の力で被害を減らせる準備を進めること、いわゆる
「自助意識」が重要だと言われています。

(読売新聞 2001年12月8日発行を参考にしました)

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■ちょっとコメント■

南海地震があと50年もしないうちに起こると予想されていたなんてぜんぜん
知りませんでした。

南海地震より東海地震の方が起こるのではと思っていました。

いずれにせよ、日本はプレートの境目に位置します。

南海地震は大陸のユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートがもぐりこ
み、ひずみが大きくなって大きな地震が起こるのですね。

どうやってその起こる地震を予測できるのでしょうか?

地盤の沈下の程度などを測定しているのでしょうか?

1月17日で阪神淡路大震災から7年経ちました。

近畿圏の人にはまだ忘れられない地震です。

さあ、非常食やガスコンロのボンベの買いだめなどしとかなくっちゃ!!

でもやっぱり地震は嫌だ! 起こって欲しくないものですね。

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