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●   『ちょっとサイエンス』   2001/11/30   No.57  
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●    発行者 Fujiken       毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「右脳と左脳」
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大脳は右と左に分かれ、右側を右脳、左側を左脳といい、1981年にノーベル賞
を受賞したアメリカの大脳生理学者、ロジュー・W・スペリーによってその機
能分担が発表されて以来、子供の早期教育などにも反響を呼び、「脳」に関す
る人々の意識も高まっています。

体の右側の機能は主として左脳の支配を受け、一方、体の左側は右脳の指令で
動くことはよく知られています。

しかし、こうした機能以外に、人間の脳の役割に違いがあることが、スペリー
等により明らかにされたのです。

左脳は「論理性」を司り、右脳は「創造性」を司るというのです。

もう少し、くわしく述べると、

「右脳型」はイメージ機能を司る
音楽、図形感覚、絵画、幾何学等に適し、合成的、全体的、感覚的、直感的

「左脳型」は言語機能を司る
言語、観念構成、算術に適し、分析的、抽象的、論理的

スペリー等によると、パターン認識とか芸術性、科学研究でのヒラメキなどは
右脳で、試験問題に解答するための暗記や理屈物は左脳の役目だという事です。

音楽を聴いて右脳を刺激しようとしても、三味線、琴など日本型音楽を日本人
は左脳で聞いているので、音楽と言ってもバッハ、ベートーベンといった西欧
音楽でないと、右脳刺激にはならないらしいのです。

右脳と左脳の機能には明らかな違いがありますが、日常生活では両者が協調し
て働いており、それぞれが別個に独立して活動することはありません。

右脳と左脳の協調関係がうまくいって初めて、健全な人間生活が可能となるの
です。

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■ちょっとコメント■

この「右脳と左脳」というテーマでインターネット検索していたら、

「あなたは右脳型、左脳型? チェックしてみよう。」というのが多くあり、

その一つをやってみたら私は左脳型でした。しかも冷酷と出てきたから、

ショックでした。私は冷酷なんかじゃない!

3次元の幾何学なんかがとくいなのも右脳型なのでしょうか?

ちょっと簡単に割り切れない物もあるんじゃないかと思います。

さて次回は、No.58「宇宙の探究」をお届けします。

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