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● 『ちょっとサイエンス』 2007/12/14
No.276
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「天体ショーの2007冬」
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12月8日、時刻は真夜中の午前0時、晴れ渡った夜空にオリオン座がほぼ
南中していました。
こんな夜中に星を見ることもあまりないので、とても明るく輝く星が高いとこ
ろにあるのが「シリウス」であるということに気づくまで少し時間がかかって
しまったほどです。
シリウスの左上に見えるのがプロキオン、オリオン座の左上の星がベテルギウス
この三つの星が正三角形のようにきれいに並んで冬の大三角形と呼ばれています。
私はベテルギウス、プロキオン、シリウスの頭文字を取って「ペップシ」つまり
昔、温泉街で有名だった大分県の「別府市」と関連させて覚えています。今では
湯布院の方が別府市では有名なんですね。
そして、目を頭の上に移すと、左上、いやもう少しで天頂という所に、赤い星が
見えます。これは火星です。星図からするとふたご座の近辺になります。
12月22日は冬至です。冬至の日に真夜中に南中する星座は黄道十二星座では
ふたご座として習いますが、黄道十二星座には入っていないオリオン座の雄大な
姿はやはり忘れてはいけない存在だと感じました。
そして12月上旬の早朝、午前五時、暗い夜空の東の空に明るく輝く星が見えま
した。
ニュートン(科学雑誌)を見ると「明けの明星」金星でした。
日の出の直前まで明るく輝いていますので、早起きして見てはどうでしょう?
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■ちょっとコメント■
2004.8.31 No.197で明けの明星を初めて取り上げ、2004.11.16.23
No.208.209
で再び取り上げた際、地球と金星の会合周期が583日であること。さらに
明けの明星は 約6ヶ月間
外合付近で見えないのは 約4ヶ月
宵の明星は 約8ヶ月間
内合付近で見えないのは 約1ヶ月間
と書きました。
それから、2005.12.5「天体観測レポート」で宵の明星のことを書き、
今回2007.12.14が明けの明星が見えたと言うことは、この間に
明けの明星、宵の明星が見えてたということになります。
きっと私は気づいていなかったので記事にしなかったのだと思います。
みなさんは気づかれていましたか?
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