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●   『ちょっとサイエンス』  2007/10/4   No.273  
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●    発行者 Fujiken        不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「皆既月食は赤い月だった」
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8月28日(火)皆既月食の日、大阪はあいにくの曇り空でした。

「これではみられないな〜」と半分あきらめていたら、午後7時半頃、

雲の切れ間から「赤い月」が見えたのです。と思ったらまた雲で隠れてしまい

ました。

皆既月食は「赤い月」になることは科学雑誌「ニュートン」で知っていたので

すが、どんなものかこの目で瞬間ですが観ることができました。赤くにぶく光る

月を忘れないでしょう。

ではなぜ、赤い月になるのでしょうか?

言うまでもなく皆既月食は太陽の光が地球でさえぎられて地球の影で月が見えなく

なる現象です。

しかし、ごくわずか地球の大気層を通る光は青い光を散乱し赤い光が月に当たり

「赤い月」になるのです。ちょうど夕日が地球の大気層を長く通り青い光が散乱

し、太陽が赤く見えるのと同じ原理なのです。

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■ちょっとコメント■

皆既月食が赤い月になる原理をいつ知ったのかというと、8月末に妻と北海道へ

行ったときに「札幌市青少年科学館」のプラネタリウムで説明してくれたのです。

まさに「good timing」でした。

札幌市青少年科学館、旭山動物園の様子などはテーマとして取り上げて紹介して

いこうと思っていますので待っていて下さいね。

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■「読者からのメール」より

●「ゆきさん@ふかや」さんより

 初めてお便りします.深谷市に住む高橋と申します.通称
 ゆきさん@ふかや です.

  いつも楽しく拝見させて戴いて居ます.今回のテーマにも
 うひとつペルセウス流星群の話を追加して欲しかったと思い
 ます.今年は,数は多いとは言えませんでしてが,明るく長
 く流れたのが目に付きました.その内の一つを撮影出来まし
 た.添付ファィルでお届けしますので,ご覧戴きたいと思い
 ます.撮影場所は山形県南陽市で,8/12の21:56頃
 です.デジカメでしたので,絞りは開放,シャッターは15
 秒の条件でした.たった15秒の間に,これほど明るいのが
 流れるなんて,本当にラッキーでした.お盆で帰省していた
 際の,出来事でした.原画は3648X2736 pix.
 で7.47MBも有りますので,添付ファィルは,サイズを
 縮小してあります,コントラストや明るさ等は,適当に補正
 して見易くしてご覧下さい.

  今後とも,楽しい記事を期待しています.

→Fujikenより

 「ペルセウス座流星群」についてはこれまでに「ちょっとサイエンス」で2度

ほど取り上げています。今回のテーマに入れなかったのは私のミスでした。

夏の夜空にお盆の8月12日、13日ごろに毎年よく見えますので是非チャレンジ

してみて下さい。

高橋さんの撮った
「ペルセウス流星」の写真はこちら→ http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp/

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