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● 『ちょっとサイエンス』 2006/2/20 No.239
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「科学フォーラム"奇跡の年から100年"に参加して−その2−」
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2005年11月26日(土)ノーベル賞受賞者江崎氏らを迎えて行われたフォーラムで
このようなことを言われていました。
1994年トップクォークの発見の論文は4ページから5ページのものだったが、
著者、いわゆるこの論文の参加者は406名もの研究者だったということから、
実験そしてデータ、そして実験というように何度も実験を繰り返してようやく
発見されたというわけです。
また、今はカーナビで大活躍のGPS(Global
Positioning System)−人工衛星
を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すシステム−は無重力
の所にある人工衛星の原子時計は、重力のある地球上の原子時計に比べて少し
進む現象があるが、これは一般相対性理論によって証明され、補正されていると
いうことです。(重力が強いほど時間は遅れる)
そして、科学全般についてこんな事も言われていました。
今、科学の疎外現象が起こっている。
中学・高校生の理科離れも起こっている。
この対策には、「科学はおもしろい、ロマンにあふれている」という事を知らせる
必要があるのではないか?
科学技術のリテラシー(その分野に関する知識や能力)の向上に努める必要性を
強調されていました。
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■ちょっとコメント■
今回のフォーラムに参加して、科学は理論と実験の連携で発展して来たんだな
と感じました。
中高生に、「科学はおもしろい、ロマンにあふれているという事を知らせなけ
ればならない」という言葉を教育者としてしっかり受け止めなければと思いま
した。
フォーラムの最後には、今までは、物理学の発展→技術の発展→生物物理(バイオ
テクノロジー等)いろいろなサイエンスが研究されてきて、これからどのような
科学社会になっていくのか見守りたい。若手の研究者に期待しています。という
言葉が印象的でした。
■追伸■
話はごろっと変わりますが、それまで宵の明星として夕方、西の空に見えていた
金星が、2006年2月に入って日の出前6時頃に東の空に「明けの明星」として見え
ています。
私は、早寝早起きなので、2月上旬、東の空に「明けの明星」を発見し、持って
いた携帯電話のカメラで写しました。
写真はこちら→ http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp/
皆さんも早起きして「明けの明星」を観てみませんか?
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