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●   『ちょっとサイエンス』  2005/4/18   No.226  
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●    発行者 Fujiken       不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「愛知万博「愛・地球博」レポートその2」
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3月31日(木)春休み中で人は多かったですが、北ゲート近くのパビリオン

などは2時間待ちが多かったですが、帰る間際に待たずに入れてとても印象的

だったものを紹介します。

それは、日本ゾーンの長久手愛知県館で行われていた「地球タイヘン大講演会」

です。名前は「講演会」ですが、あれは「50分のショー」と言ってもいいと

思います。それは白髪の博士にふんした青年が熱弁とスライド、スモーク、音響

をフルに使い、途中で会場内を飛ぶ(?)など手の込んだものでした。

内容は、1991年標高3200mのアルプスの氷河の中から見つかったミイラ

「アイスマン」は何故姿を現したのか?

5300年前のミイラと考えられている「アイスマン」は地球温暖化によって氷河

がとけたため発見されたのです。

このまま地球温暖化が進むと、氷河、北極・南極の氷がとけて海水面が上昇し、

陸地が水に浸ってしまい一部の陸地がなくなるのではないか?

もう私たちの未来はないのか? という問いかけから始まりました。

では、どうしたらよいのか? 今まで化石燃料(石油・石炭)を使い続けて発展

してきた文明だが、これでは地球温暖化ガスである二酸化炭素を出し続ける事に

なる。これからは、新しくエネルギーを作る方法を考えなければならない!

実は夢のような研究がされているのです。それは「燃料電池」です。

水素と酸素の反応で電気を作り、しかも排出するのはクリーンな水だけ!

こんな夢のような「燃料電池」が研究され、実用化へ向かっているのです。

白髪の博士は語ります。「夢を捨ててはいけません。不可能を可能にかえようで

はないですか! これからの未来を夢を捨てず語ろうじゃないですか・・!」

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■ちょっとコメント■

この「地球タイヘン大講演会」は愛知万博の長久手会場の名がついているだけ

あって、まさに「愛・地球博」のテーマにのっとったものでした。

会場の屋外スタジオでは子供達の「歌と踊りのショー」が繰り広げられ、退屈

させない工夫がされていました。

ほとんど待ち時間がなく入れて、しかも中身がとても充実していたのでとても

満足して万博会場を後にしたFujiken夫婦でした。

しかし、一言、言っておきたいと思います。北極には大陸がなく海に氷が張って

いるわけで、南極のように大陸の上に氷があるわけではありません。

コップいっぱいに入った水の中に氷を入れてあふれる寸前にした状態で、氷が

とけたら水はこぼれるでしょうか? 答えはNO!です。

ですから、原理的には北極の氷がとけても海水面は上がらないはずです。

南極や大陸の氷河がとけた時は別ですが・・・。

他にも、話題の「マンモス・ラボ」を観ようと思って並んでみると、予約券を

もらうのに2時間待ち、昼頃もらう予約券は夕方5時頃に観られる物だと聞いて

あきらめました。

朝9:30から夕方6:00ごろまで回りましたが、北ゲートから離れたパビ

リオンは比較的すいていてあまり待たずに入れました。

1日ではとうてい回りきれませんでしたが、夜10時ごろまで開いているので

計画を立てて回ると充実した1日になるのではないでしょうか?

食べるところもいっぱいありました。

愛知万博記念写真はこちら→ http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp/

家がもっと会場に近かったら何度も行きたいなーと思ったFujikenでした。

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「ちょっとサイエンス」を約1ヶ月休刊している間に、7年前のパソコンを

新型のデスクトップパソコンに買い換えました。インターネットもISDN

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移動できず、現在白紙の状態です。

いろいろとメールを送って頂いた方には申し訳有りませんが、再度新メール

アドレスへ送って頂きますようお願いいたします。

さらに、仕事がいぜんと多忙な為、約4年半毎週発行してきた「ちょっと

サイエンス」ですが、これからは月に1,2回程度の不定期発行とさせて

頂きます。

読者の方には申し訳有りませんが、ご理解のほど宜しくお願い致します。

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