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●   『ちょっとサイエンス』   2001/2/9   No.21  
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●    発行者 Fujiken      毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ  「水の電気分解と合成」
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純粋な水は電流を流しませんが、水酸化ナトリウムを少し加えると電流が流れ
+極(陽極)に酸素、−極(陰極)に水素が体積比1:2の割合で発生します。
これを「水の電気分解」といいます。

これがなかなか覚えにくいのです。
+極に酸素だったかな、水素だったかな?
体積比は酸素が1だったかな2だったかなと迷ってしまい、
時間が経つと忘れてしまいがちです。

そこで私は覚え方を考えました。
+極(陽極)に1体積の割合で酸素が発生するので、

「陽一酸」

と覚えるのです。

今の若い人は知らない人が多いと思いますが、「今日でお別れ」という名曲を
歌った「菅原洋一さん」を私は思い浮かべるのです。

私はこれで水の電気分解を覚えています。

一方、酸素1体積、水素2体積の混合気体に火を付けると爆発的に反応して、
水ができます。
これを「水の合成」といいます。

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■ちょっとコメント■

今日は私のちょっとしたアイデアを聞いて下さい。

現在、車はガソリンを利用したものが主流です。
電気自動車、ガソリンと電気を組み合わせたハイブリッドカー、ソーラーカー
アルコールやガスを利用したものなどが出てきていますが、まだまだごくわず
かです。

石油もあと40〜50年で無くなると言われています。
そこである意味で地球に無限にある水を利用するのです。

水を燃料タンクに入れて、電気分解して水素と酸素を発生させ、その混合気体
に点火して爆発させてエンジンを回すのです。

電気分解する電気はどうするの?
たまった水素と酸素はどこに貯めるの?
水素と酸素の混合気体の爆発の威力にエンジンは耐えられるの?
連続的に爆発させることは可能なの?

などなど、解決しないといけない問題はたくさんあると思いますが、ほとんど
無料の水が燃料に使えたらこんな素晴らしい事はないと思いませんか?

ばかばかしい発想と笑われるかもしれませんが、私がふと思いついた
「ウォーターカー」のアイデアでした。

さて次回は、No.22「ダーウィンの種の起源」をお届けします。

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