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●   『ちょっとサイエンス』  2004/6/22   No.187  
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●    発行者 Fujiken       不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「あっ!ホタルが光ってる!!」
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ホタルは体長5〜20mmほどで、日本には20種類程度が知られていて、
約10種類は腹部が発光し、明滅します。

ゲンジボタル、ヘイケボタルは特に有名で、ゲンジボタルの方がヘイケボタル
の約2倍の大きさがあります。

幼虫は清流に住む物が多く、六月頃羽化します。

古来から文学にもよく登場する昆虫です。

なぜ光るのか?というと、光る目的はオス、メスが場所を知らせ、交尾する
ためだと考えられています。

発光のメカニズムは、いくつかのタイプがありますが、ホタルには発光素
(ルシフェリン)と呼ばれる比較的簡素な構造の化学物質が、分子量1万の
発光酵素(ルシフェラーゼ)のもとで、酸化、放出されるエネルギーでその
発光効率はほぼ90%で、ほとんど熱のでない冷光です。

ホタルの腹部にある発光部には、表皮の下にそれらの物質を含む発光細胞層と、
その奥にたくさんの尿酸塩結晶を含む反射細胞があり、鏡のように光を外側へ
はねかえします。発光細胞には気管が延びていて神経からの命令で酸素を送り
出し、発光反応を起こさせます。

ところで、話は我が家のことになるのですが、我が家では給料が出るとよく
近くの焼き肉屋さんへ行くことにしています。仕事してお金がもらえてこんな
おししい焼き肉が食べられるんだ。また頑張ろう!というような具合です。

5月の下旬、いつものように焼き肉屋さんへ行った帰り道、表通りを通らず、
裏の建物はなく竹やぶと木々と草むらの中の小道を帰っていた途中でした。

「ピカッ」と何か光るではありませんか!

「あっ!ホタルや!!」と私が言うと家族みんなが「ほんとや!ホタルや!」
と見回してみると、あちこちで光っていたのです。その数は二、三十はあった
と思います。

私は生まれて始めてホタルを見たので感激してしまいました。

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■ちょっとコメント■

ホタルが見えた所は、マンションや店があるような所ではなく、何も手を入れ

ていない、木々や草むらのあるところでした。

人が手を入れないから、ホタルが生育していたのだと思います。

その光かたは電気スイッチのように「パッパッ」と光るのではなく、弱く光り

出し、弱く消えるそんな点滅の仕方でした。

よく、ホタルを人魂(ヒトダマ)と間違えたという古い話がありますが、そん

な感じで光っていたのです。

ホタルは清流の近くで生育するという話を聞いていたので、そのあたりには

清流などなくどうしてだろうと調べていたら、大阪府豊中市が研究している

「ヒメボタル」は清流地でなくても生育するらしく、今回のホタルは

「ヒメボタル」かもしれないと思っています。

(「大辞林」三省堂 「豊中のヒメボタル」豊中市 参照 )

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■「読者からのメール」より■

●「F」さんより 前号の「琵琶湖のタンポポ?は『ブタナ』」について

毎回、楽しく読ませて頂いています。ブタナについて「北海道

に多い」というメールがありましたが、僕の学校の周辺にはこ

の種の植物が結構さいています。この植物に関しては小学生の

頃から疑問を持っていて、解決できないままいたので、今回の

メールマガジンをよんで非常に感激しています。これからもメ

ールマガジン楽しみにしています。

→Fujikenより

私同様、『ブタナ』について初めて知った人の喜びが伝わってきました。

これからもよろしくお願いいたします。

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■お知らせ■ 「さよなら命」第1章5月7日(金)に配信!

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マガジン名 「さよなら命−くつのひもが結べない−」
      (まぐまぐプレミアムから配信)

マガジンID P0001166

内容  著者の高校時代を中心とした自伝的小説です。受験に悩み、いろいろ
    な恋をし、そして最後は・・・。爽やかさもあり、考えさせられる所
    もある一つの青春小説です。

(補足)17章から20章まで書き直し、なぜMが死んでしまうのか、
    その理由がより明確に表現されました。

発行周期 毎週金曜日(5月7日から第1章配信)

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■ちょっとあらすじ■

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