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●    『ちょっとサイエンス』    2001/1/19    No.18  
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●     発行者 Fujiken        毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ  「利根川進氏ノーベル医学生理学賞受賞」
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利根川氏は1939年生まれで、京都大学理学部化学科を卒業し、米国カリ
フォルニア大学サンディエゴ校に留学し、ガンウイルスの研究にたずさわり
ました。

1971年からスイスのバーゼル免疫学研究所主任研究員として、抗体遺伝子
の解読に取り組みました。

1981年からマサチューセッツ工科大学教授となり、免疫グロブリン遺伝子
の組み換えを発見し、哺乳動物の免疫現象をDNAレベルで解明しました。

免疫学の分野に分子生物学の手法を導入したことにより、1987年日本人初
のノーベル医学生理学賞を受賞しました。

受賞後、現在は脳研究という新たな分野の研究に取り組み、1994年から
マサチューセッツ工科大学教授、学習と記憶センター所長をされています。

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■ちょっとコメント■

利根川氏は、大学を卒業して、分子生物学というその当時では最新の学問に
取り組むために米国に渡りました。

そして、人の体にウイルスや細菌などが入ってきたとき、これらを攻撃する
物質を体の中につくる免疫現象をDNAレベルで解明したのです。

この記事を書くのにホームページの検索をしていたら、利根川氏の英語の
論文が出てきたのでびっくりしました。
私にはちんぷんかんぷんでした。

利根川氏は、現在、脳研究ということで、学習と記憶の脳科学などを研究さ
れています。

利根川氏のように、アメリカやヨーロッパの研究者には、国に関係なくより
研究しやすい施設を求めて歩く人が多いようです。

これでノーベル賞受賞者シリーズを終わります。

さて次回は、No.19「ヒトゲノム」をお届けします。

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■読者からのメールより■

●「きたきつね」さんより

ノーベル賞の理論って難解ですね。理解できません(笑)

そういえば、アインシュタインって「相対性理論」ではノーベル賞とって
なかったでしたよね。確か「光電効果」でしかとっていない?
私の記憶違いですかね。

→Fujikenより

ノーベル賞シリーズはちょっと難しすぎたようです。
読んでるうちになんとか自分では分かったような気になったので記事にしたの
ですが、まだまだ努力不足のようです。

アインシュタインは「相対性理論」ではノーベル賞はとっていません。
言われるように「光電効果」の理論でノーベル賞をとっています。
相対性理論はあまりにも画期的すぎて、その当時はノーベル賞を与えられなか
ったと聞いています。
アインシュタインはいずれ「ちょっとサイエンス」で取り上げようと思ってい
ますが、いつになることやら・・・。
やっぱり相対性理論は難解ですもんね。

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