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●   『ちょっとサイエンス』   2003/6/16    No.132  
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●    発行者 Fujiken         不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「宇宙に端はある?その2」
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前回のNo.131「宇宙に端はある?」で一部間違った表現がありました。

●「もりもり」さんより

>ゆえに、「宇宙の端」はどうなっているかという疑問は3次元に住む我らが
>抱く疑問であり、答えは難しい。しかし、4次元時空では、「宇宙は有限で
>あるが、端がないものである。」という答えが返ってきます。

はて、いつからわれわれの世界は3次元になったのでしょう?

→Fujikenより

3次元とは縦、横、高さを表し、4次元とはそれに時間が加わったものです。

そこで4次元時空と言うことがあります。

その時間の加わりかたですが、ユークリッド幾何学的に3次元の全ての座標に

時間が、加わったものであれば、それは、3次元の延長に過ぎず、宇宙論を考

えるときアインシュタインの相対性理論を用いると、4次元時空は非ユークリ

ッド幾何学のリーマン幾何学を用いることになり、「宇宙は有限であるが、端

がないものである。」という答えが返ってきて、それはあたかも、膨らんだゴ

ム風船の上に乗っているアリのようなもので、宇宙は有限であるが、端がない

というイメージが分かっていただけれると思います。

さらに、宇宙の膨張は、ゴム風船が膨らんでいると考えればよいということに

なります。

●「Raven」さんより

さらに、今、有力視されている超ひも理論より、
カラビ−ヤウ図形というものがある。
この立体的な図形の中に
最低でも7次元含まれてるの。
よって、この世の中は最低でも11次元あるの。
まぁ、超ひも理論が正しいと考えて、だけど。
でもねぇ、この超ひも理論は
今まで解消されなかった、
量子力学と相対性理論の矛盾を
解消することができるから、
有力視されてるの。

→Fujikenより

「超ひも理論」というものが、「重力」「電磁気力」「強い相互作用の力」

「弱い相互作用の力」の4つの力を統一できる理論としてあるが、数学が

難しいという話を聞いていましたが、最低でも11次元もあるなんて、どう

頭の中で考えたらいいのでしょうか・・?

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■ちょっとコメント■

こんなメールも頂きました。

●「S」さんより

今回話題になっている宇宙についてですが、
数年前のNHKスペシャルの題材が「宇宙」で毎月放送していました。

最新の理論を美しい映像で分かり易く説明していました。
その中に宇宙の端についての話もあったように思います。

大き目のレンタルビデオ店に行けば過去のNHKスペシャルは設置しているはず
なので探してみては如何でしょうか。

→Fujikenより

そうですね、レンタルビデオ屋さんへ行ってみます。

問いかけたら、情報がメールで送られることばかりを期待してばっかりいない

で、ちょっとは自分で本を読んだり、ビデオを観たりしないといけませんね。

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