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● 『ちょっとサイエンス』 2003/3/25
No.120
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● 発行者 Fujiken 不定期発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「すばる望遠鏡」
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1610年にガリレオが口径3センチの望遠鏡を作って以来、望遠鏡の口径は、
時代と共に大きくなってきました。
1999年ハワイ島マウナケア山頂に日本の国立天文台が運用する「すばる望遠鏡」
が完成しました。
天体望遠鏡には、屈折望遠鏡と反射望遠鏡があります。
屈折望遠鏡は、筒の先端にある凸レンズ(対物レンズ)と接眼レンズ(アイピ
ースともいう)で出来ています。
反射望遠鏡は、対物レンズの変わりに筒の底にある凹面鏡が使われ、光を反射
させてから光を集めています。
望遠鏡の大きさは、対物レンズの直径(口径)であらわし、口径が大きいほど
暗い星まで見ることができます。
また、天体望遠鏡の倍率は次のように求めます。
倍率=対物レンズの焦点距離/接眼レンズの焦点距離
例えば、対物レンズの焦点距離が1200ミリで、接眼レンズの焦点距離が
25ミリであれば倍率は48倍になります。
ニュートンは、屈折望遠鏡の性能に限界があると考えて、凹面鏡を使った
反射望遠鏡を制作しました。
日本の「すばる望遠鏡」は反射望遠鏡で、反射鏡が8.2m、厚さ20センチ、
重さ22.8トンの一枚の超低熱膨張ガラスで、望遠鏡の傾きによるガラスのひず
みを補正する機能がついています。
「すばる望遠鏡」は、この反射鏡の大きさが1枚の鏡として世界最大なのです。
では、なぜハワイなのかというと、「天気が良く、大気が安定で、星空がゆら
がない(またたかない)こと、温度が低いこと、夜空が暗いこと」などの条件
で、理想的なハワイのマウナケア山頂にしたそうです。ここには、他国の大型
望遠鏡がいくつか設置されています。
この「すばる」によって、天王星の環や衛星を観たり、宇宙の果ての爆発銀河
などを発見しています。
参考「めりじゃん・めいと」明石市立天文科学館発行
http://subarutelescope.org/j_index.html
http://spaceboy.nasda.go.jp/note/tentai/j/ten05_j.html
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■ちょっとコメント■
2月に勤続20年のリフレッシュ休暇をいただき、妻と明石天文台に行き、
プラネタリウムを久しぶりに観たのですが、そこで「すばる望遠鏡」のことを
説明していました。私は「ちょっとサイエンス」のテーマにしようと熱心に
観ていたのですが、上映が終わり横を見てみると妻は寝ていました。(笑)
よく聞く「ハッブル望遠鏡」は1990年アメリカのNASAがスペースシャトル
によって地球の軌道上に打ち上げたもので、こちらも、星の爆発やブラック
ホール、銀河の衝突などを発見しています。
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■読者のメールより■
●tomoさんより
「ちょっとサイエンス」のメルマガを購読しているtomoと申します。
いつも楽しく読ませていただいています。
簡単に自己紹介をしますと、現在大学3年(4月から4年になる予定)で、
理学部の物理学科で勉強しています。
今回の「ちょっとサイエンス」は、私の大好きなファラデーの
話題だったので、メールを書かずにはいられませんでした(笑)。
> ファラデーは電磁気学の研究の成果を認められて、
> 静電容量の単位ファラッド> (F)に自分の名を残しています。
> さらに、ファラデーは電磁気学の前には化学を研究していて、
> 塩素の液化や、> ベンゼンの単離などの実験化学でも
> 優れた業績をあげています。
> また、ファラデーは貧しい家に生まれ、
> 本や新聞の配達奉公をしながら化学の
> 勉強をしていたそうです。
いつ、誰から話を聞いても、また自分で本を読んでも、
ほんとにすばらしい人だと思うのです…。
幼い頃、印刷屋に奉公に出たのがきっかけで科学系の文献に
触れるようになったそうですが、彼のすごさの1つは
自分の力で器具と材料を入手して、自分で実験を始めたところに
あるのではないかと思います。私が彼を尊敬する理由の1つでもあります。
実験の器具や材料になるようなものがないかと、
いつも下を見て歩いていたというのですからね…。
→Fujikenより
偉大な科学者の中には、ファラデーのように、貧しい中からはい上がってきた
人もいます。エジソンもその一人に入ると思います。
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●岩崎さんより
私の質問
コピー機の構造は一通り説明はできますが。ドラムの変化が解りません。
ドラムの表面に静電気と光に活性のある膜が有り、
1,初期化で膜に電荷を与える。
2,光を当てると、光の当たったところは電荷が無くなる。
3,電化の残ったところにトナーが吸い付けられる。
4,強力な静電気で、紙の裏からトナーを紙に写す。
5,残ったトナーを完全に取り去る。
これで正しいと思いますが、「2」に自信がありません。
HPも探したがまだ見つかりません。
光学反応をもう少し肉を付けて説明して貰えませんか。
→Fujikenより
「光を通さない黒い所にだけトナーを焼き付ける」だけでなく、もう少し
詳しい説明を望んでおられるようです。特に光学反応の所を詳しく説明できる
方からの情報をお待ちしています。
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