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● 『ちょっとサイエンス』 2000/11/24
No.10
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● 発行者 Fujiken
毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「台風」
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熱帯低気圧のうちで、風速が17.2m/s以上(風力8)になったものを
「台風」といいます。多くは夏から初秋にかけて日本に襲来し、暴風雨を伴い
大きな風水害を起こします。
地表付近での風は台風の中心へ反時計回りに吹き込んでいるため、台風の進行
の右側では、左側より風速も強くなります。
台風の中心付近には、風が弱く、晴れて青空になるところが出来ることがあり
ます。これを「台風の目」といい、台風の中心付近へ吹き込んできた空気が
上昇気流となって厚い雲の壁を作るためにできるものです。
<台風の大きさと強さ>
気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として台風の「大きさ」と「強さ」
を表現します。
「大きさ」は強風域(平均風速15m/s以上の強い風が吹いている範囲)の
半径で区分し、「強さ」は最大風速で区分しています。
たとえば、「大型で強い台風」といえば、強風域が500km以上で、
最大風速が33m/s〜44m/sのものをいいます。
さらに強風域の内側で、平均風速が25m/s以上の風が吹いている範囲を
「暴風域」といいます。
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台風は極東における名前で「タイフーン」ともいいます。
メキシコ湾・カリブ海付近で発生するものは「ハリケーン」
インドの東、ベンガル湾で発生するものは「サイクロン」
といいます。
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■ちょっとコメント■
台風の季節は、とっくに過ぎたのですが、意外と知らないことが多く、今回
まとめてみました。
私は1才の誕生日前に愛知県知多半島に住んでいて、伊勢湾台風(1959年
9月26日)にあいました。
私はもちろん何も覚えていませんが、たいへんだったそうです。
そこで、こんな律歌(七五詩)を作りました。
『伊勢湾台風』
伊勢湾台風 直撃で
大雨洪水 知多半島
乳飲み子抱え さあ避難
急げや急げ 水が来る
私は律歌(七五詩)を作るのもひとつの趣味です。
興味のある方は私のホームページへどうぞ!
↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/5805/
さて次回は、No.11 「ニュートンのプリンキピア」をお届けします。
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■読者からのメールより■(掲載にあたっては読者の了承を得ています)
●「少伯」さんより
「振り子の等時性」のガリレオの話、面白かったです。
私は、不整脈があるので、ガリレオのように自分の脈で振り子の周期を測ると
まるで、データにならないです。(笑)
それは冗談として、脈拍というのは、精神的肉体的に負荷が加わるとかなり
簡単に変化します。
私としては、ガリレオのような科学者が、なぜ、せっかく発見した振り子の
等時性を実験に応用しなかったのか不思議です。水時計なら納得しますが・・。
地球を貫くトンネルの話は、私のような技術屋はすぐに現実的に考えてしまう
ので、イメージしたこともありませんでした。
というのも、地球は中心部に鉄を主成分とした核があり、その周りにマントル
があり、表面に地殻(数km〜数十km)があります。ボーリングで掘れるの
はせいぜい表層の地殻部分だけなので、とても地球を貫通させるなどというこ
とは考えられませんでした。 一技術屋の独り言でした。
●「きたきつね」さんより
札幌は、台風が来ることは2,3年に1回ぐらいです。
大抵は、それるか、温帯低気圧に変わって、勢力がかなり衰えている状態で
上陸するのであまり、すさまじい台風というのは経験したことがありません。
私は、以前、東京に勤めに出ていたことがあります。
当時、勤めていた職場には北海道出身の私と沖縄出身の同期の人間がいました。
東京に出て初めての夏のある日のこと、台風が関東を直撃すると天気予報で
言っていました。
私は、台風などあまり経験したことがなかったので、不安半分、期待半分の
状態でした。
そして当日、ものすごい風と雨で、はっきり言って期待していた気持ちを反省
したぐらいです。勢力の強い台風ってこんなにすごいのかと。
風が渦を巻き、雨は横殴りに降っていて、顔に当たると切れるかと思うぐらい
すごいものでした。
でも、沖縄の同期は、けろっとしていました。
「これぐらいの雨なら、普通に地元で降る雨とたいして変わらない。」
とのこと。
ニッポンの広さを痛感しました。
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