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●     『ちょっとサイエンス』    2000/10/27    No.5  
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●      発行者 Fujiken        毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「BTB溶液とリトマス紙」
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BTB溶液(BTB液)とは、正式にはブロム・チモル・ブルー溶液といい、
水溶液が酸性か、中性か、アルカリ性かを調べる薬品です。

酸性のときは黄色
中性のときは緑色
アルカリ性のときは青色

になります。

リトマス紙(リトマス試験紙)は、水溶液が酸性か、中性か、アルカリ性か
を調べる試験紙です。

酸性のとき→青色リトマス紙が赤色になります。
中性のとき→青色・赤色リトマス紙とも変化しません。
アルカリ性のとき→赤色リトマス紙が青色になります。

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■ちょっとコメント■

このBTB溶液の色の変化が覚えにくいんですよね。
特に私のように記憶力のない者には苦手なのです。
そこで私はいい覚え方を考えました。
まず、「青になったらアルカリ性」なので、

「信号が青になったらアルきましょう」

と覚えるのです。
これは、文字ではなかなか伝わらないでしょうが、
わかっていただけましたか?
・・・(考え中)
分かっていただいたら、次は「酸性では黄色」ですが、
酸性は酸っぱい味がします。
そこで、すっぱいレモンを思い浮かべます。
そしてレモンは黄色。

「酸性はすっぱい、すっぱいはレモン、レモンは黄色」

最後に中性は緑ですが、
酸性のものとアルカリ性のものをうまく混ぜると中性になります。
そこで、緑色の絵の具がないけど緑で描きたいとき、みなさんどうしますか?
そう、青色と黄色を混ぜて作れますね。
だから、

「酸性は黄色、アルカリ性は青色、混ぜた中性は緑色」

なのです。

一方リトマス紙の色の変化も覚えにくいものです。
しかし、これもBTB溶液で紹介した「信号が青になったらアルきましょう」
が使えるのです。

赤色リトマス紙が「青になったらアルカリ性」なのです。

どうです、まったく同じことがBTB溶液とリトマス紙に使えるのです!

そして、「酸性はその反対」と覚えればいいのです。
それでは、物足りないという方、こういう覚え方もあります。
酸性では、青色リトマス紙が赤色になるので、
すっぱい「梅干し」を思い浮かべるのです。

「酸性はすっぱい、すっぱいは梅干し、梅干しは赤い」

現に、木になっている梅は青いですが、梅干しにすると赤くなるでしょう!

私はこんな風に何かに関連させて覚える方法をいつもしています。
授業でも、なかなか評判がいいんですよ。

さて次回は、No.6 「メンデルの法則」をお届けします。

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