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●     『ちょっとサイエンス』   2000/10/06    No.2  
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●      発行者 Fujiken       毎週金曜日発行
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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「ニュートンとリンゴ」
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ニュートンはリンゴが落ちるのを見て、
万有引力を発見したという話は有名です。
ニュートンは、大学時代にイギリスでペストが大流行し、
大学が閉鎖された1665年から1667年にかけて、
故郷のウールスソープという農村で過ごし、
そこで万有引力を発見しました。
現在もウールスソープには、「ニュートンのリンゴの木」があるそうです。

しかし、ニュートンが万有引力を発見する糸口になったのは、
リンゴよりむしろ、地球のまわりをまわる月の動きの方だったようです。

「月に地球から何らかの力が働かなければ、
 月は軌道である円の接線方向に等速度で飛び去るだろう。
 月が地球のまわりをまわっているのは、
 月が地球の引力を受けて引き寄せられているからだ」
 
とニュートンは考えたのです。

つまり、リンゴと月にまったく同じ性質の力が働いていると考えたのです。

さらに、地球と月との間だけでなく、惑星と太陽の間にも万有引力が
働いていることを、ケプラーの惑星運動の法則から証明し、

「宇宙のあらゆる物体は、その質量の積に比例し、物体間の距離の2乗に
 反比例する力をおよぼし合う」

という万有引力の法則を発見したのです。

(注)ケプラーの惑星運動の法則
   第1法則・・惑星の軌道は、太陽を一つの焦点とするだ円である
        (だ円軌道の法則)
   第2法則・・惑星と太陽を結ぶ線分は一定時間に一定の面積を描く
        (面積速度一定の法則)
   第3法則・・惑星の太陽からの平均距離の3乗と公転周期の2乗との
         比は、惑星によらず一定である。
        (調和の法則)
   
   ケプラーの3つの法則は、ティコ・ブラーエの20数年にわたる
   天体観測のデータを整理することによって発見したものです。

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■ちょっとコメント■

ニュートンについては、やはり最初にとりあげなければ!と思っていました。
だって、ニュートン力学って物理の基本ですから・・・
えっ! やだ物理の話をしないでよ!
と思っておられる方も多いかも?

今回はちょっとむずかしかったですか?
それともよくまとまっているって言ってくれますか?
感想も聞かせてくださいね。

ところで、Newton(ニュートン)という科学雑誌知ってますよね。
私は創刊以来ほとんど購入しているのですが、もう何年になるのかな?
置く場所がなくなりほとんど処分してしまっています。
私が送る記事のほとんどがNewtonから得たものです。

★ニュースで〜す!★

この前、自分のホームページの掲示板を見ようとクリックしたんですけれど、
クリックしたら、その上にあるGIFアニメ(アニメーション表示する画像データ)
が地球が自転しているものなんですけど、それが止まったとき、なんと、創刊号の
テーマである「大陸移動説」が一目でわかるように、ヨーロッパ・アフリカ大陸と
南北アメリカ大陸の海岸線がピタッと合うではないですか!
作った自分でびっくりしたのです。
ぜひ、試しに訪れて見て下さい。→ http;//www5a.biglobe.ne.jp/~fujiken1/

さて次回は No.3「アルキメデスと風呂」をお届けします。

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