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● 『ちょっとサイエンス』 2000/09/29
創刊号
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● 発行者 Fujiken
毎週金曜日発行
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毎回、科学にまつわるテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
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■今日のテーマ 「大陸移動説」
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大西洋をはさんで、ヨーロッパ・アフリカ大陸と
南北アメリカ大陸の海岸線をにらんでいると、
はめ絵のようにピッタリと合うではないか!
この事に気づいたドイツのウェゲナーは1912年
「現在の各大陸は、かつては巨大な一つの大陸であって、
その後、分裂・移動した。」という説を発表しました。
これが、大陸移動説です。
ウェゲナーはこの巨大な大陸を「パンゲア」と呼びました。
しかし、大陸を動かす原動力が物理的に不可能とされて、
ウェゲナーは失意のままこの世を去りました。
こうして世に認められなかった「大陸移動説」は、
1950年以降、両海岸線に共通の生物の化石が
発見されたり、地球の過去の磁気を研究する古地磁気学から
の証拠が発見されて見直され、その原動力については、
地球の表面100km程のプレートが移動するという
「プレート・テクトニクス」理論によって説明され、
現在に至っています。
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■ちょっとコメント■
まずは、創刊号から読んでいただきありがとうございます。
私が初めて大陸移動説を知ったとき、アフリカと南アメリカの海岸線が
本当にピタッと合うことに気づき、なるほど!と思いました。
「気づいた人は偉い!」
でも、ウェゲナー以前にも気づいていた人もいたようですが、
学説として初めてまとめたのはウェゲナーだったのです。
科学って偉大な科学者を中心に発展してきたのですね。
このマガジンはそういうテーマを中心にとり上げていきます。
これからよろしくお願いします。
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