健忘録 ]W  

    
      
日常の暮らしのなかで体験した ド忘れ、モノ忘れ。そのことを忘れないうちに書いています。
そのつど記録しないと、忘却の彼方へ、 永遠に何を忘れたかさえ思い出せないからです。
モノ忘れするも、しないも、生きた証です。
       



★10年08月某日★




★10年07月某日★連続モノ忘れ。プールに行った。ロッカーで更衣したとき、ペットボトルを車に忘れたことを思い出した。取りに行く。ところが車のキーを忘れていた。ロッカーに舞い戻る。なんと言うことだ。帰途、受付でロッカーのキーを返すのだが、ロッカーに差し込んだまま忘れた。取りに戻る。ああ、モノ忘れ三連荘、ああ。

★10年07月某日★今回の参院選で法務大臣が現職で落選した。当人は実績が低く評価された結果なので、引退したいと言っているが、法務大臣の実績が選挙の投票行動に影響するとは思えない。一選挙区に一党から二人立候補した戦術ミスにすぎない。ボケた頭でも、そう思う。

★10年07月某日★自分の誕生日は、何曜日であったか。阿刀田高が簡便な早見表を公開しているので、参考までに調べてみたら、日曜日であった。なるほどなるほど。しかし、誕生日が日曜日であったことを知って、なにか役立つことがあるどうか。ま、座興であるな。

★10年07月某日★テレビでさっき見た女優と、そのあと、ほんのしばらくして見た別の番組に出ている女優とが,同一かどうか、判然としなくなった。見たような気がするし、別人のような気がするし、もう正確に判断できなくなってきたか。

★10年07月某日★ここにモノ忘れしたことを書き込む。そういう作業をすることで始めたのに、書き込むこと自体を忘れている。救いがたし現況にある。

★10年07月某日★先月末、四年ぶりにパンダを見に白浜のアドベンチャー・ワ-ルドに行った。遊戯施設やお土産売り場はほとんど以前のままだったのに、パンダ館はどこだったのか。既視感がない。パンダは四匹いたが、以前は何匹みたのか。それも覚えていない。これでは見聞を重ねるという実績はないも同然であるな。



★10年06月某日★近く那智勝浦へ出かける。青岸渡寺にも行くつもり。これまで二度は行ったことがあるが、いつだったのか、それが曖昧模糊。もう自分の体験と、その後にTVなんかでみたシーンとが渾然一体してしまって、どっちがどっち。そのボーダーラインはたなびく霞の先であるな。

★10年06月某日★DVDでフランス映画「隠された記憶」という怖い話を見た。ストリーよりも出版社勤めの人妻の女優がどうしても名前が出てこない。気になって仕方がない。この女優のもっと若いときの作品を最近、やはりDVDで見たという記憶だけが浮かぶ。仕方なく、ネット検索してみて判明。あの「存在の耐えられない軽さ」のジュリエット・ビノシュだった。ああ、頼りないアタマだ。

★10年06月某日★図書館の書棚を眺めていて、興味ありそうな本を手に取ってみると、ああ、読んだ、読んだと気付くこともあるが、しっかり二度借りしてくる本もある。「未決」、「既決」も境界線が頭のなかでもつれてきた。

★10年06月某日★某団体の会費、某活動の会費、固定資産税やらサークルの月謝。さて払ったか、まだか。あいまい模糊なんだあ。

★10年06月某日★webのこうしたページは2ページが左右に分割されている上で、1ページに統合されているというフレーム構造になっているのだが、その制作の手順を忘れてしまった。いま新たなページを起こそうとして、難儀している。忘却の悲哀、しみじみ。

★10年06月某日★また首相がかわった。小泉、安倍、福田、麻生、そして鳩山。みんな政治屋の二代目、三代目。これからもコロコロ変わるようなら、もう記憶できなくなるだろうが、一つ安心なのは、歴代の小泉を除く短命政権の主の名前を忘れていても、特別、差し支えることがない。



★10年05月某日★田辺聖子の本を読んでいたら「指似」という見慣れぬ漢字に「おちんちん」とルビが振ってあった。初見である。ほかにも、こうした表現で、これを表わすことがるのだろうか。それともセイコはんの造語だろうか。アレは、指の形に似ているか。開高健は「雲古」と書いて、ウンコと読ませていた。ヘンなことは覚えているなあ。

★10年05月某日★ことしも過ぎてゆくゴールデンウイーク。ああ、昨年のいまごろは、どうだったかな、と夜更けに思ったが、手がかりさえ思い出せなった。

★10年05月某日★高校生のころだったか、「マーテイ」と題した地味な映画でアカデミ-主演男優賞を射止めたアーネスト・ボーグナインという太っちょの男優の新作を何十年ぶりかで見た。「決断の45口径」という最近珍しい西部劇。ご当人は本物の老人役で出てきたが、面影が濃厚。懐かしかった。「地上より永遠に」でモンゴメリー・クリフトを痛めつける営倉軍曹の憎々しい役をも思い出した。うーん、古いことは忘れていない!!

★10年05月某日★ハトヤマさんが普天間基地の移設問題で結局、国外移設はおろか、最低でも県外という「公約」が果たせなくなった。それみたことかと、糾弾する輩が多いけれど、公約をホゴにしたり、忘れたフリをしたのは、半世紀に上る歴代の自民政権の十八番だった。そのことと比較考量するのが公平というものだろう。もっとも、それでハトヤマさんが免罪になるってことではないけれど。

★10年05月某日★地域近隣の道路を車で走っているtと、ウンウンと納得する既視感があるのに、道を間違っている。感覚とウンドウ能力とに差が生じているのかもしれない。

★10年05月某日★長年パソコンをいじっているが、キーボードのブラインドタッチという軽業ができない。オンチだからリズム感がないのだろう。それにしても、ウインドウ全画面表示や選択した項目のコピーなどのウラ技をなんどか覚えたつもりなのに身についていない。度し難いね。



★10年04月某日★ジンフィズという簡単カクテルがある。へミングウエイも好んで飲んだという本の記述を読んで、飲みたくなった。若いころ、スタンバーでは、これと、ハイボールばっかし飲んでいたことを思い出した。懐かしいな。ジンを買ってきた。しかし、レモンがいることを忘れていた。ソーダ水も、だ。

★10年04月某日★レンタルDVD屋さんで。三本のDVDを借りようと、受付のお姉さんに渡すと、レンタル登録のパソコンをみながら、うち二本は最近お借りになってますよ、という。どれですか。お姉さんはこれと、これと。指差してくれる。ウーン、覚えがないのだ。借りた覚えがないけれど、面白かったから、また借りるというほどのモノでない。忘れているんじゃないですか、といわれているようで、なんだか恥ずかしい。やむなく、一本は借りないことにして、その場を取り繕った。

★10年04月某日★ひどいもんで、なんでもかんでも忘れしまう。新聞を読んでいて、あれ。これはどこかで読んだと思ったら、数ページ先の関連記事を読んだことを忘れている。もうほとんど瞬時にモノ忘れしている。ひどい、惨状を呈してきた、この記憶力!!



★10年03月某日★cssという言語をつかってホームページを作成する勉強をしているが、ちょっと時間の間を置くと、あれはなんだったかな、これはどうするんだったかな、と立ち往生する。なんどもこの現象に感慨を催すことだが、記憶の積み重ねということがない。いつも一からだ。あああ。

★10年03月某日★BSTVで映画『ジュリア』を見た。ジェーン・フォンダがナチの網を潜り抜けて秘密資金をベルリンにいる女友達に運ぶ。この女同士の友情が縦軸なんだが、ここでの話は別。ジェーンのパトロン役の渋い男がいる。この男役が見たことあるな、と思っていた。『ジュリア』を観ながらずっと、そう思ってひっかっていた。ところが、な、なんと前日観た『大統領の陰謀』でWP紙の編集局長役の男優と一緒だったのではないか。二日続きで見ているのに、、、ひどいもんだ。俳優ジェイソン・ロバーズは、この二作続けてアカデミー賞助演男優賞受賞者なんだ。

★10年03月某日★自宅付近を歩いていて駐車の車内に「79号のゲスト」という札を見つけた。不法駐車をさせないため住民が自分の住宅番号に見合った札を車内に入れておくことになっているのだが、この数字にどこか既視感がある。しょっちゅう見るので、ずっと、そう思っていたが、この間、突然氷解した。数年前、この住宅番号の主は複数の車を不正駐車する常習者で、管理組合泣かせだったのだ。いまはどうなっているのかな。

★10年03月某日★林芙美子、岡本かの子、宇野千代の三人の女流(古いナ)の作品が載っている全集の一巻を借りて来ているが、どの作家のどの小説を読みたいと思って借り出してきたのか、それが思い出せない。

★10年03月某日★米映画のアカデミー賞授賞式が近い。その前景気を煽る番宣に10歳のテータム・オニールがオスカーを受けるシーンがあった。ああ、テータム・オニール、テータム・オニールと名前に懐かしさを感じたが、さてさて、出演した映画のタイトルが出てこない。口惜しいな。少女娼婦役でデビューしたジョディ・フォスターなら、まだ覚えているのに。



 ★10年02月某日★地方球場の春季キャンプを見に行った。坂道を上ってくる背の高い男に見覚えがある。続いてジーパンの浅黒い男もそうだ。TVのプロ野球解説なんかをしている男に違いない。そのあと元近鉄の名投手が背広で歩いてきた。この先は「選手,球団、関係者のみ」とある    ので、先の二人も元選手なんだが、名前が浮かばない。
   
★10年02月某日★寝ていて、夢を見る。たいてい尿意をともなっているときだ。寒いとなおさら夢を見ている。グズグズ、ウズウズ、要領を得な夢を見ていて、目が覚める。醒めれば、仕方なくトイレに行き、再び布団に潜る。このとき、なにかしら安らかな気分で居られる。だから、二度寝は深く、長い。これも老化現象のうちか。

★10年02月某日★記憶力の減退と足並みをそろえて、探究心というか執着心というか、そういう前向きにもなりうる心性が、非常に希薄になってきた。そのせいで、やらなければならない、と自らに課すような文字通りの課題を、ま、いいか、ま、いいかで先送りしている。

★10年02月某日★パソコンしながら、本を読みながら、音楽CDをいつも聴いている。しかし、ふと、この曲の名はなんだったかなと思うと、いけない。ぜんぜん曲名が出てこない。曲名をとっくに忘れ去ったまま、まいど聴いている。その挙句、ま、いいか、となる。。こういういささか探究心にかける気分が非常にあらわになってきた。

★10年02月某日★思いついたことを、たった1分間やそこらで忘れるか。それが、このところちょいちょいあるんだ。二階にあるコピー用紙が必要だと思い、階段を上がりきったら、何にしに二階へ上がったのか、忘れている。冷蔵庫に向かい、冷蔵庫のまえで何をとりにきたのか、忘れている。我ながら呆然自失である。そら恐ろしくなってくる。

★10年02月某日★年賀状のお年玉抽選というヤツの照合を忘れていた。やってみると、まったくなにも当選していなかった。ゼロである。ゼロだったことがあっただろうか。そういえば、年末ジャンボ宝クジも引き出しに入れたままだった。残り福でもありや!!。

★10年02月某日★宜野座村と宜野湾市というのが、沖縄本島にある。昨年、タイガースのキャンプを訪ねたのは、どっちか。恩納村のホテル内で韓国のプロ野球チームの選手ともあったが、なんというチームだったか。

★10年02月某日★嵐山光三郎の無頼な本を読んでいて、半分以上進んで、これは以前に読んだことを思い出した。改めて表紙をつくづく眺めて、序章を読んでみたが、なにも記憶に残っていない。こうなると、初見の本にちがいないが、どこかで読んだ、読んだと思う部分があるんだな。




★10年01月某日★元巨人・阪神のエース、小林繁さんが亡くなった。あの「江川事件」の一番の被害者である。小林さんといえば、反射的に江川の名が出るわけだが、当時、世論が沸騰した江川事件の詳細はもう覚えていない。「空白の一日」という言葉だけは忘れていなかった。

★10年01月某日★デスクトップのパソコンの周辺に有線がまつわりついている。タコ足状のコンセントをつかっているが、このラインがナンであるか、即応できない。なにがなんやら。

★10年01月某日★七草粥を食す。毎年、巡り来る季節ごとに、七種の草名をふと暗誦するものだが、七つそろって出てこない。ウーム。

★10年01月某日★BSTVでエベレスト街道を写していた。かつて歩いた道である。タムセルク、アマダルムなど、目をつぶれば鮮やかに脳裏に浮かぶ雪の峰々が懐かしかった。ああいうところにまで出かけて歩いた体験を元気なときにしてよかったと思ったが、道中の地名、寺院や鳥の名前など具体的な名前はすっかり忘れていた。画面を見ながら、ああ、そうそうと額をたたき、膝を打った。残念だな。

★10年01月某日★このところモノ忘れとともに、深刻なのは集中力がなくなったこと。パソコンいじっていても、一時間もてば、上々。半時間でなんとなく気が乗らなくなる。根気がなくなると、なにも出来ないな。これって記憶力の衰退と同時進行なんかな。

★10年01月某日★戦後間もないイタリア映画の名作「自転車泥棒」をビデオで見た。長い人生の間にもう幾度も見ているものだが、それでも興味深い。主人公が自分の自転車を奪った若い男を探して出会ったかかわり合いがありそうな無職爺さんとのやり取りが、あんなふうに長かったかどうか、記憶から落ちている。「道」や「鉄道員」も初期のイタリアンリアリズムを代表するいい映画だった。近年、イタリアやフランス映画は振るわないな。ハリウッドに駆逐されたか。

★10年01月某日★頂いた年賀状の主を眺めていて、さて、この人には送ってあったかどうか、それがはっきりしない。

★10年01月某日★用意した年賀状が足りなくなった。増刷?しようと思ったが、オリジナルの文章をどこに仕舞ったか、WORDを使って作ったのか、ホームページビルダーだったのか。それが思い出せない。多難な年明けである。