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侃侃諤諤・・・かんかんがくがく

この言葉、喧々囂々(けんけんごうごう)や、喧々諤々(けんけんがくがく)と
同じ様なニュアンスで使っていませんか。

また、喧々諤々(けんけんがくがく)という使い方は、まったくの間違い。
喧々囂々(けんけんごうごう)と 侃々諤々(かんかんがくがく)を 混同してしまったものです。

さて、このふたつの言葉、似ているようでその意味は大違い。
前者は、ただやかましく、まくしたてる事。
後者は正しい意見を強く主張する事。

イエスマンが多いビジネスの社会で、
侃々諤々と自分の意見を主張できる社員のいる会社、有望です。



如雨露・・・じょうろ

この言葉、語源は日本語ではありません。
ポルトガル語のJarraを訳した外来語です。

草花にやわらかい水を注ぐ道具を「雨露の如し」とは、
思わず唸ってしまうような訳字です。
外来語を取り入れる際に、音だけにとどまらず意味も暗示するような離れ業を、
私達の先人達はやっていたようです。

さて、めっきり春めいて来た今日この頃ですが、
忙しい日常の中でも、庭の草花に水をあげるくらいの心のゆとりを
いつも持ちたいものです。



そっくりさん・其の2

「歓迎会」「関係ない」

今度はしろさんからです。早速、解説いってみよー。

わたしが道に迷ってた時、
おじさんが声をかけてくれた。
おじさん「どこ探してるんや?」
わたし_「レストランで○○ってとこ。」と、地図を見せながら・・・。
おじさん「どっちから来たん?」
わたし_「下から。」
おじさん「おかしーなぁ。あんな大きい看板見逃すかなぁ。」
と言いつつ、案内してくれた。
おじさん「合コンか?」
わたし_「歓迎会。」
おじさん「え?関係ない?」
とゆーワケで、「歓迎会」と「関係ない」でした。

この時のおじさんの心の声。
「こんなに親切にしたっとうのに、なんちゅー失礼なやっちゃ!」
怖いですねー、聞き違い。

ところで、方角を表現する時に
「北」とか「南」の代わりに、「上」とか「下」って云うの
神戸特有なんですかネー?(私もつい使っちゃいます)
やっぱり坂の多い街だから・・・。



ナスとウリ

「ボケ」のひどいのに、「ぼけなす」って言いますよネ。
なんで「なす」なんでしょう。「茄子」に失礼ですよネ。

「なす」は「なすび」とも言います。
なぜ「び」がつくのでしょう。2文字で寂しいから?
じゃあ、「うり」や「くり」にも付けちゃいましょう。
「うりびー」とか「くりびぃ」とか・・・。

瓜と云えば、
きゅうり(胡瓜)や かぼちゃ(南瓜)は野菜で、
すいか(西瓜)や メロン(真桑瓜)は果物・・・
同じ瓜科の1年草なのにねェ。

「瓜のつるには茄子はならぬ」と云います。
瓜は平凡で、茄子が優れていると云う前提の諺です。
しかし、私はどちらも平凡だと思うのですが・・・。



そっくりさん

「黄金の右」「お好み焼き」

Bobbyさんからです。解説して頂きましょう。

夫が格闘技番組を観た後で、
シャドーボクシング状態で私に戦いを挑んで来た。
右手を打ち出しながらつぶやいている。

「お好み焼き」

あとで分かったことだが、「黄金の右!」と言っていたらしい。

全く無関係な言葉に聞き違える事、よくありますよね。
みなさんも、「そっくりさん」ありませんか?



都道府県

都道府県名を口にする時、兵庫・大阪・東京・・・と
「県」・「府」・「都」は付けずに云う事もあります。
でも、なぜ「北海道」は「北海」とは云わないのでしょうか。
ラーメンなら「道」なしはあるんですが・・・。



「インク」と「インキ」

「みっくのぱぱ」さんからの質問です。
最近ふと疑問に思った事があるんですが、
「インク」と「インキ」、「ミンチカツ」と「メンチカツ」、
いったいどちらが正しいのでしょうか?
個人的には、「メンチカツ」は変だと思います。

「Ryoおじ」さんの主張はこうです。
「メンチカツ」は東京弁でしょう。
そして「ミンチカツ」は言わずと知れた標準語です。

「Bobby」さんにかかるとこうなります。
神戸生まれですが「メンチカツ」ですね。
(でも最近は意識的に「ミンチカツ」と言います。)
万年筆に入れるのは「インク」だけど、
ビンに入っていてペン先につけるのは「インキ」ってイメージを持ってます。

いやはや、真実は何処に・・・。



「ゼッタイ」なるもの

「舌苔」と書きます。
「ゼッタイ」と読みます。
舌が白くなる人、そのしろーいのが舌苔です。口臭のもとでもあるそうナ。

お年寄りなど、唾液の分泌が少なくなると口腔内のカスが舌に付くのだそうです。
私は若いのにこいつがよく付きます。若い?・・・若干語弊があるので、訂正。
いわゆる「お年寄り」には属しません。でも、「ホントに若い頃」から付いていました。

脱脂綿やガーゼなどで拭うと簡単に取れます。でもまたすぐに付きます。
舌に付いているときは白いのですが、脱脂綿に付くと黄色いです。
拭った後、どうしてもついその臭いを嗅いでしまいます。
当然の事ながら、とてもくさいです。



ちゅうぶる

中古品の事。

私なんかは「ちゅうこ」と云います。
(ほんとは、ただの「中古(ちゅうこ)」だと、時代区分の1つを指す言葉になってしまいます。)

その人は「ちゅうぶる」と云います。
一般には「セコハン」ともいますが、それでは駄目です。「ちゅうぶる」です。
なんかノスタルジーを感じませんか?
ちょっと「もっさり」した感じも漂わせています。
「セコハン」だとハイカラなイメージもくっついて来ちゃいます。

やっぱり「ちゅうぶる」です。



もとい

基・・・土台。基礎。根本。根底。

これを口語で使う人がいます。
大学の教授でも使う人がいましたが、教授が使っても値打ちがありません。
直前に喋った内容を打ち消して、もう一度云い直す時に使うようです。
サラリとさり気なく使わねばなりません。

その人は、ごく自然に使います。



のぞ

「喉」または「咽」のつもりのようです。

「全然」を「でんでん」とか、「全部」を「でんぶ」と云う人もいますが、
この人の場合は「ぜ」が全て「で」になるので、しようがないですよね。
舌が短いのでしょうか?

しかし、その人は「のど」の「ど」だけが「ぞ」になるんです。
体の一部に「のぞ」なんてところ ないのに・・・。

あー、気になる。直したい。直したい。直したい。・・・



手戻り

仕事の進捗状況が後退する事。
しかし辞書にはないので、造語なのでしょうか・・・

まあ、そういっても、作業進捗が後退するという意味で使っています。
ところが、何人かが「出戻り」と云うんです。
「出戻り」って云ったら そりゃあ、あなた・・・
多分、あまり仕事には関係ないと思うんだけど・・・


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