ふ〜ちゃんの写真室

      
新潮社 SINRA 復刊3号 2015年1月号
SINRA photo Gallery


1971年に、野生最後のコウノトリが絶滅。日本の空からコウノトリは姿を消し、兵庫・豊岡がその最後の生息地となった。
コウノトトリと共に生きるまちづくりをめざし、かってあたりまえだった原風景が、今、数十年の歳月を経て豊岡に戻ってきた。


ドジョウやフナなどの魚、カニやエビなどの甲冑類、カエルヤヘビなどの両生・ハ中類、バッタヤトンボなどの昆虫類まで、動物質のものであれば1日に500gから1kg食べる。(撮影場所はすべて兵庫県豊岡市) 左 高さ10mの人口巣塔(すとう)に、持ち込んだ枯れ木を組み合わせ直径2m前後の外巣。内巣には稲わら、羽毛などを敷き詰めた「住居」に新たな命が誕生
右上 成長すると声が出なくなるので、固いくちばしでカスタネットを打ち鳴らすようにしてコミュニケ−ションをとる。これをクラッタリングと言う。
巣作りが始まる2月中旬、親鳥は毎日、子孫を残すために懸命に「生きる」姿を披露する。
わらや草を口いっぱいにくわえて飛ぶ姿は、感動すら覚える。
左 巣立ちの練習はあやまって落下する危険もあるので、親鳥は近くから見守っている。赤くて長い脚も美しさの一つ。右上 6月中旬の午後、巣立ちをした3時間後に道路に現れて悠然とした晴れ姿を見せる。 
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