16.上部タンク 空気層の圧力に就いて 2) 3) 4) 5) 項に於いて説明したが、此処にもう一度補足説明を加える。
空気圧力と力とは。
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F=S (P1-P2)
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F=(SP1)-(SP2)
である
(F=力 S=面積 P=圧力)
此方式であるを本願装置に適用してみると
F=(上部タンクの水表面積X−0.1KG/CM平方)−(ポンプピストン断面積X大圧力0X水柱)の式が成立する。
此式は
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パスカルの法則=水圧機の原理
である
上部タンクの空気層が、大気圧以下の(−圧力)であるので、大気圧の圧力が使用できる。
上部タンクの空気層の圧力エネルギー の上向きの力(吸引力)は大気圧の押し上げ力とも言える
本願揚液装置に於いては
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上部タンクの水表面積=1.76625M(平方)
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ポンプピストン断面積=0.0123M(平方 )
であり。
ポンプピストン断面積にかかる圧力は、大気圧 0 の外に、ポンプ上部揚水菅中の水柱10Mのヘッドと成るので、 この計算をすると
10.000KG/M(平方)X0.0123/M(平方)=123KG の下方向の力が加わる
此れ に対して上部タンク水表面に於ける吸引力は
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1766.25KG の上方向の力である。
従って上部タンク空気層の吸引力は
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1766.25-123=1643.25KG の力が残存している、
と言う事である
ポンプのピストン断面積にかかる圧力は、ピストンポンプを作動すると同時に圧力波として
上部タンク内空気層に音速で伝達されると、吸引力(応力)が働いて、 ピストン断面積にかかる
圧力は急速に減少する。 パスカルの法則の適用である。
17. 11項で述べたプロセスをエネルギーに換算したポンプの送水動力エネルギー 140Jは
上部タンク内空気層の吸引力と (大気圧による 8564.6J押し上げ力エネルギー)によって 0 と成る。
又 前記 13項 で述べた様に、上部タンク内空気層の弾性エネルギーは減少するが、上部タンクの水
1Lが降水菅を通って水車に流れる事により、上部タンク内空気層の弾性エネルギーは元の状態に復元する。 此の様に上部タンク内空気層の弾性エネルギーは、断続的な減少増加を繰り返すので 常に 一定の振幅をもって、エネルギーを、吸引 吐出 を反復継続して行われる。従って弾性エネルギーの減衰は、物理的には生じない。
18. 更に前記12項16項17項で述べた理由により、揚水菅ポンプの送水動力エネルギーが 0 に近く
成る事が証明される
又前記 10項で述べた理由により、降水菅装設の水車発電機より、68.6Jの電気エネルギーを外部に取り出す事が出来る。
以上申し述べましたが、不適切な用語の用い方や、計算間違いや、論理の飛躍や省略,用語の脱落等が有るかも知れませんが、 当方の意とする所をお汲み取り下さい様お願い申し上げます
ご指摘戴ければ御説明申しあげます。