保険会社の実態
保険会社の不払い問題が 世間を騒がせている昨今ですが
一体、事の原因はどこにあるのでしょうか?
私が思うに、保険会社の体質そのものに問題があると思います。
まずは、不払いの原因になっているのは ほとんどが 「特約」の部分だと思います。
国内漢字生保の、保険設計書や証券を見てください。
「・・・特約」と名のついたものが 非常に多いです。
そして、その特約の保険料の大きい事・・・
それも、きっと販売している人たちは、その特約が どんな時に給付されるものなのか
きっと答えることができません。
試しに、上から順番に 聞いてみるといいでしょう。
きっと、途中で 上司に電話するか 逆ギレして怒り出すと思います。
「保険は保険なんだから・・・専門家に任せて〜」と・・・
(回答できない専門家もあったものじゃない。)
売り手も理解できていない特約を売りつけられていた訳ですから
当然、保険に加入している人も それがどんな時に給付されるのか
全く 知る由もありません。
画して、支払われる事のない 特約保険は 不払いの元凶となって
保険会社に残り続けました。
(まぁ、これだけじゃないですけどね・・・損害保険など 
ちょっとした解釈の違いで出さないものもありましたし)
そして、何よりも 保険会社は「保険」という 受動的な商品を扱っておきながら
能動的に売り歩いています。
常に、販売員を「給与査定」という、フルコミッションの世界に追い込んで 数字を競わせます。
所詮、奇麗事を言っても数字だけがモノを言う世界です。
どんな手を使っても、数字を挙げる人が正義なのです。
毎月、月初めになると「今月は、大丈夫かなぁ・・・」という プレッシャーに
押しつぶされそうになりながら、押し売り同然に 求められもしない保険を
売らなければならないのです。
「販売員の代わりならいくらでもいる・・・」
上は、そんな風に考えて、販売員を人扱いしません。
そこまで追い詰められてしまったら、悪事に手を染めてしまう人も中にはいます。
結局が、その事が「業務停止」などのきっかけにもなっているのです。
私の周りにも、架空の人物をでっち上げて「保険契約」を結んでいる人が数人いました。
悲しい、成績至上主義と会社本位の生み出した 犯罪予備軍です。
温和な人が犯罪に手を染めてしまう・・・
保険会社の職員になると、人格さえ変わってしまいかねません。
きっと、こんな事以上に 怖く感じている方もいらっしゃるかもしれません。
私は、保険会社から離れてよかったと 今も思っています。
外資系であれ国内生保であれ、所詮 同じ穴のムジナです。