保険業界その経緯と変遷
日本の生命保険業界を語るに、「生保レディー」の存在は欠かす事ができない。
昔、CMでも「ニッセイのおばちゃん」などというCMがごく当たり前であった時代もあった様に その存在は無視できない。
しかしながら、海外の保険業界は「代理店」が主な市場であり「生保レディー」の存在は微塵もない。
また、「保険業界」の位置がこんなに低いのも この日本国の特徴ではないだろうか。
それでは、なぜに この日本国の保険業界が 「生保レディー」中心になってしまったのか・・・?
その背景は、太平洋戦争の敗戦にある・・・。
え・・? 戦争が なぜ? と 思われるかもしれない。
しかしながら、あの戦争が生み出したものは 「戦災未亡人」と呼ばれる女性たちなのだ。
当時、満足な遺族補償もなかった日本の女性の職場と言えば、身を売る事くらいであった。
つまり、当時の日本にとっては 女性の雇用対策が急務であったのだ。
当時、某保険会社が 女性販売職員を50人募集したところ5,000人の応募があったというから
その反響たるや、かなりのものであったと思う。
その 始まりが 現在の「日本の保険業界」の悲劇の始まりであったといっても過言ではない。
結果的に、満足な「ライフプランニング」もせずに、満足に商品内容も理解せずに
「これ 入っとき」で 大切な契約を済ませる保険販売が横行したと言うのは 保険についての知識が
未だ乏しい世情を見れば 歴然としたものだ。
何の意味合いもなく、販売員のみを増員して その人脈に頼った保険加入を促して
契約が止まれば、退職させてしまう。
こんな事を繰り返しているから 日本の保険業界はいつまでたっても
世界レベルに達していない。
欧米では、保険販売をしている人間の地位は 弁護士よりも高いという。
しかし、日本では 乞食扱いである。
これは、日本の保険会社の体質的なものであろう。
人の金を使って私服を肥やすバカどもが 多いから そんな世界になってしまっているのだろう。
私は、そんな業界の浄化を切に願う者の一人として このサイトを立ち上げた。
保険販売に携わる人が どうか良心を持って 保険販売に従事してもらいたいと思っている。
いい加減、自社の運営の失敗・・・損失補てんを 保険加入者の金で補おうなどという
バカな考え方は 改めて欲しいと願うものである。