2009年6月 更新
DOMKE F-5XC > Top
気軽に持ち出せて、それとは思わせないようなカメラバッグが一つ欲しくて探していたら、DOMKE(ドンケ)と言うアメリカのメーカーに出会いました。
報道カメラマンであるJim Domke(ジム・ドンケ)氏が1976年に自ら自宅ガレージで自分用にカメラバッグを作り出したのが始まりで、途中買収・破綻・再建などの苦難もあったようですが、いまだ家内工業的な形でドンケブランドを維持しつづけています。小規模なゆえ人件費の安い国に生産を頼らないところもドンケブランドの魅力でしょうか。
ドンケではF-2と言うモデルが人気です。発足当初に完成したモデルで、未だに製法はほとんど変わらないそうです。私もいずれは手に入れたいとは思うんですが、値段がそれなりに高価なものなのでこの先のお楽しみにしておきます(笑)。
で、これも結局高かったんですが、入手したのはF-5XCと言うモデルです。
そこそこ使い慣らしたのでいい感じにふやけてきました(笑)。形からあまりドンケらしさはありませんが、この綿素材がいい感じに体に吸い付いてくれるんです。他のナイロン製バッグも試したことはありますが、なんか体の廻りを転がる感じがいやなんです。このショルダーストラップも太すぎず細すぎずベストサイズで、片面には二本のラインでゴムが縫いこんであります。なで肩の私にはこのゴムラインがずり落ちるのを抑えてくれて助かります。
ドンケすべてにいえる特徴が、大きさの割に機材が多く収納できることです。種明かしは単純にコンパートメント(衝撃吸収間仕切り)が薄いわけです。これははっきり報道カメラマン仕様と割り切ったつくりになっているからですね。中の機材が壊れても報道機関なら替わりが利くので機動性と利便性にのみ特化しているわけです。機材を大事に護りたい人はコンパートメントを改造するか、他のバッグを検討するかです。特に底板は気をつけたほうが良いかもしれません。
とりあえずレンズつきカメラ・レンズ二本・アングルファインダー・コンパクトデジカメぐらいは余裕で収納できます。まだ余裕があるので偏光フィルターやリモコンなど数点の小物を収納することも可能です。
気軽に出かけられるバッグのつもりだったけど、ほとんどフル装備で出かけることが多いバッグになりました。(^^ゞ
※ ドンケのHPが見つからんので関連記事バックナンバー↑
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実はカメラストラップもドンケだったりします(^。^;)
このカメラストラップにもゴムラインが縫いこまれてます。このストラップにはスイベル金具付きと金具無しがあります。戦場カメラマンや動物専用のカメラマンにとっては、このちょっとした金具の音が仕事の妨げになると言う声から二種類出ているそうです。
私はあえて金具無しにしました…。