Last up date 2000/01/21

 

PID制御装置(白熱電球仕様)の全体図

1. 目的

白熱電球の発熱を利用し温度制御を行い、フィードバック制御(PID制御)を理解します。

2. 制御装置の構成

    2.1. ブロック図

ブロック図
(1)LAMP
    制御対象の白熱電球です。
(2) Temp. senser
    白熱電球の表面温度によりセンサの抵抗値が、変るのを利用して温度測定します。
(3) Senser AMP
    温度センサからの電気信号をA/D-Converterで扱い易いようにある程度増幅します。
(4) A/D Converter
   Senser-AMP空のアナログ信号をデジタル信号に変換します。
(5) PWM
    PC-I/Fからの制御データによりAC100[V]のZERO-CROSSに同期して白熱電球の
    点灯時間を制御します。
(6) SSR
    PWMの制御信号により白熱電球の電源を制御します。

 

    2.2. 実習装置

(1) 制御装置
    実習装置の制御部分です。
    手前の基板が、センサAMP、SSR用で、奥の大きな基板が、PWM、A/D Converter関係です。
    装置の右側は、電源関係です。
実習装置
(2) ターゲットユニット
    ターゲットの白熱電球です。少し、見づらいですが電球上部にセンサを設置しています。
白熱電球ユニット

3. ソフトウェア

    3.1. ソフトウェアの仕様

(1) OS
    Windows95/98とします。(Windows-NTは、不可)
(2) 設定項目
    ・目標温度
    ・比例係数(Kp),積分時間(Ti),微分時間(Td)
    ・測定サンプリング時間
(3) 付加機能
    ・計測温度の結果をグラフ表示/印字
    ・計測データの保存/読込み

    3.2. 表示

(1)メイン画面
    計測データのグラフ、設定パラメータの表示をします。
メイン画面

(2)パラメータ設定
    各種パラメータを設定します。

パラメータ設定

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